小さな会社のブランド戦略」、「安売りしない会社はどこで努力しているか」などの著者、村尾隆介さんは、尊敬するビジネスパーソンの一人。

そんな村尾さんは現在、人口7,500人の小さな町、山形県朝日町のブランド化に取り組まれているのですが、昨年は村尾さんにお声掛けいただき、町開催のブランド大学で「40分でPOPマスター」という講義をさせていただきました!素晴らしいホールでの講義、楽しかったなぁ♪

IMG_1069

丸一日、村尾さんとご一緒に朝日町の空気を吸って、町全体をこれだけ高いモチベーションにしていること、小さな町に全国から見学者が絶えないこと、朝日町が毎月様々なメディアに取り上げられるようになったこと・・すごい成果は、村尾さんが寝る間もないくらい、頭と心と体を使って本気で取り組んでいるからだとよくわかりました。

5c47f10667dbbf039bd50bb7331255569a3c7873big

先日、そんな朝日町のブランド化のお手伝いをさせていただきました!町の皆さんが毎日ブランディングを意識した行動ができるよう、イラスト入りでやることを示した一週間のカレンダーの制作です。「ブランディング」という大きな改革のためには、こういう細かなツールによる意識付けが重要なんですね。

ブランディングポスタークリックで拡大します

 

朝日町の町民の皆さんが、毎日楽しみながらブランド化のための行動ができるように、村尾さんが考えた内容に合わせて、ワクワクする柔らかいイラストにして、ポスター用にデザインさせていただきました♪

水曜日

朝日町の皆さんの自宅や職場など、色んな場所にこのポスターが貼られて、ブランディングのお役に立てたら嬉しいな♪ 村尾さん、ありがとうございます!


先日、POPセミナーに参加してくれた、みそ工房さんが、気付きを実践に繋げている様子を見せてくれました♪

P6043176

「きな粉」と言っても、何も伝えなかったら、隣の大袋で安い方が魅力的に見えてしまう。だから、こうして伝えなきゃだめだよね!と思ってPOPを書いたそうです!素晴らしい〜!

P6043175

こうやって、気付きを次々と行動に繋げていけるのって、最高!ブログ読者さんからも、たくさんの「コレやってみたよ」という声が届くのは嬉しいです♪

 

一方で、時々「この商品を売りたいけど、どんなPOPを書けばいいか教えて」というメール・メッセージをいただくのですが、それには答えられません。

 

私は、ブログには無料で販促のヒントをたくさん書いているけど、個々のアドバイスなどは、仕事としてお受けしているので、それを無料サービスするわけにはいかないのです。自分が行きつけのスーパーでリンゴを買った後ろで、その店員さんが別のお客さんにリンゴを無料プレゼントしていたら・・嫌ですよね。

ビックリし過ぎて入れ歯がふっとぶおばあちゃん

答えを見つけようと思っても、このブログには答えはありません。でも、ヒントはたくさんあります!答えを誰かに求めて、それを実践するのでは、毎回答えを人に聞かなければ何もできないままです。ヒントを見つけて、それを自分のお店に落とし込んで、自分で考えて答えを導き、実践することが大切なんです。

 

それができるようになれば、郵便受けに入ったDM、朝刊に折り込まれたチラシ、街のあちこちで目にする看板など、すべてがヒントになります。

 

ちなみに、こちらのブログはまだ2ヶ月分のヒントしか蓄積されていませんが、以前更新していたアメブロには三年半分の販促ヒントが詰まっています!ぜひチェックしてみてくださいね。

 

そうそう、セミナー情報を更新しました!東京・帯広・埼玉いきま〜す!詳しくは下の画像をクリックしてくださいね♪

ところで、早いもので、先日商業界8月号の原稿を仕上げました。10回目の連載と、もう一つ意外なテーマで記事を書いていますので、お楽しみに〜!


今月のクーリエジャポンは「言葉の力」というテーマ。まだ読めていないけど、おもしろそう!

IMG_7281

私も普段から言葉の力を活用しています。例えば、私がPOPやチラシを考えるときに、必ず「どうしたら、読みたくなるかな?」ではなくて、「どうしたら、読まずにいられなくなるかな?」と考えます。

 

それは、たった数文字の違いなんですが、「〇〇せずにいられない」に置き換えて考えるだけで、普通では思いつかないような大胆なおもしろアイデアが浮かんでくるんです!

ハートの目の女の子

あと、教育にもこの考え方は大切で、「部下のAさん、どうしたらもっと会議で意見を言ってくれるかな?」では、Aさんを責めるアイデアばかり浮かびます。

 

そこで、「Aさんが意見を言わずにはいられない会議にするには?」で考えると、リズムに合わせて順番に意見を言うゲームを取り入れてみよう!など、明るいアイデアが浮かびます。

ひらめく

たとえ社内であっても、自分の働く会社のことを「この会社は」ではなく、「うちの会社は」と言うことで、思考も行動も変わるでしょう。

 

だいたいの意味は同じでも、そのたった数文字がもたらす影響は大きいんです。POPでも、「とても美味しい」より「とてつもなく美味しい」と書いた方が反応がいいのは、なんとなくわかりますよね。

 

普段から言葉の違いとその効果を意識していきましょう。販促にも、人間関係にも必ず役立ちますよ♪