北海道初体験の友人のリクエストで、ある観光スポットに行きました。

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朝ごはんをモリモリ食べて出発だ!

 

実は私はそこが苦手。店先で声をかけまくったり、商品を見る前から試食を勧めたりする店主がひしめき合っていて、そっとしておいてくれる、静かな場所に逃げ出したくなります。

 

「お姉さん!ちょっとカニ食べてみて!」と声をかけられたので、会釈して通り過ぎると、「やっぱり日本人はダメだ!」という店主の捨て台詞が聞こえました……。

げっそりまっすー

午前中に聞いたこの言葉は、夜までずっと残るくらいショッキングで、印象深いものでした。中国などのお客さんはいっぱい買っていってくれるけど、日本人は買ってくれないということが言いたかったのかも知れません。

 

シャッター通りになった商店街や、寂れた昔の観光地にも同様のことが言えますが、ブームを追いかけてブームに乗っかれば、ブームが去った後には何も残りません。

 

地元の人はほとんどいない。日本人にそっぽ向かれる。この現状に目を向けず、これまでの自分のやり方を変えずとも通用するバブリーな海外からのお客さんを重要視するのは、今はいいかもしれませんが、永く商売をしていく上では危ういでしょう。

 

地元の人に愛されて、地元の人で賑わう場所には、自然と観光客の足も向かいます。本当に大事にすべきものの順序が逆なんですよね。

ハートを抱える人

 

ところで、これは決して他人ごとではありません。新規客ばかり気にして、いつも来てくれる常連さんなどの近い存在をないがしろにしては、売上げの大半を支えてくれている常連さんが離れていってしまいます。

 

常連さんにご近所さん、こういう近い存在にこそ愛されるお店になることが、商売繁盛の必要条件!私も改めて心にしっかりと刻みました。