それは、羽田から長崎への移動中の出来事でした。

 

普段はノイズキャンセルのイヤホンで、雑音を完全にシャットアウトして、仕事や考え事に集中するのですが、昨日は違いました。

機長による機内アナウンスが入ると、ラジオパーソナリティかと思うようなダンディで滑らかなヴォイスに、イヤホンを外して聞き惚れてしまいました!笑

 

「本日は多少の揺れを感じるかもしれませんが、何かあればお近くの〜」という優しい気遣いにうっとり♡笑 流暢な英語がまたたまりませんっ!笑

 

山梨上空を飛行中には、ジョン・カビラさん・・・ではなく、機長の「これより左側の窓からは富士山が非常に綺麗に見ることができます!」というダンディアナウンス。

 

通常、機長によって飛行状況をアナウンスする場合としない場合がある(しない方が多い)んですが、今回のダンディ機長さんは、「非常に綺麗な」と強調していたので、窓の外をみたかったのですが、残念ながら私の座席は逆の右側。

 

落ち込んでいると、すぐさま「右側の窓からは、あともう数分で素晴らしいアルプスを眺めることができます」というアナウンス。

 

外に目をやると、今まで飛行機の窓から見た中で一番美しい山脈が広がっていました!不公平にならないアナウンスもナイス!

そして飛行機が到着すると、揺れに耐えた乗客を気遣う言葉や、長崎で楽しく過ごしてねの言葉など、これまで乗った飛行機の中でダントツのエンターテイナーでした。

 

「目的地まで乗客を安全に運ぶだけ」ではなく、機長の「楽しい時間を過ごして欲しい」という想いが伝わってきました。

向こう側に座っていた奥様グループが、機長の「行ってらっしゃい」という最後の声に「いってきまぁ〜す♡」とキャピキャピしていました。笑

 

最初、機長のお名前を聞いて置かなかったことが痛恨のミス。笑  またどこかの便でご一緒できることを楽しみにしよーっと。数日前のブログで飛行機あんまり乗らない宣言したけど撤回しようかな…笑

 

飛行機から空港へと向かう通路で、何度も振り返って操縦席をチラチラ覗き見てしまったのは私だけじゃないはず…。笑

 

自分に与えられた仕事を「作業」としてこなすのか、プラスアルファの価値を付けて提供するのか、いろいろ考えさせてくれたおもしろい飛行時間でした。