旦那と私、食事とお手洗い以外の時間はそれぞれの部屋に引きこもって書類とパソコンとにらめっこ。確定申告、ヤバイです!笑

 

さすがに夜は自炊する余裕もなく、いつもの堤さんにお寿司を食べにいってきました。

珍しく他にお客さんがいなかったので、会話が弾みすぎて最終的に話題は老後に。今年74歳になるご主人は、「元気なら寿司を握っていたいけど、もうあと5年が限度かな。80歳になっちゃうもんなぁ」とぽつり。

 

その瞬間、私と旦那は「ええええーーーー!」と悲しい悲鳴。

 

いや、よくよく考えたらそれはそうですね。この先もずっと美味しいお寿司を当たり前のように食べられると思っていたけど、改めてご主人の年齢を考えると、ずっと元気で長生きして美味しいお寿司を握って欲しいけど、でも、そういうわけにもいきません。

二十歳から寿司を握っているご主人は、現在この道53年。今のやり方にたどり着いたのはここ10数年前だといいます。

 

それまでは、値段を下げて敷居を低くしてそれなりの魚にしてみたり、いろんなことをやってきたそうです。「でも、結局、「本物」じゃないとお馴染みさんがみんないなくなっちゃうことに気づいた」

 

「眠れない日もあったし、どうしようか困った時もあったけど、今の「本物だけしか出さない!」というやり方にたどり着いたら、もう迷いがなくなったんだよ」

「安い寿司が食べたいお客さんはもっと安い店に移動するけど、本物を食べたいお客さんは他には行かない。遠くからも来てくれる。つくばからもね!だから、この店をやっている以上、この先も本物の寿司しか握らない!」

 

ご主人の言葉のひとつひとつが胸に刺さって、涙がこみ上げてきました。神様、旦那様、このお店と出逢わせてくれて、本当にありがとう!

私はどうだろう。すごはんは今年で9年目を迎えるけど、40年後も変わらず本物の仕事をし続けられる?ブレずにできる?年々いい仕事ができるようにレベルアップしていける?

 

やるぞ!と言うのは簡単だけど、やり続けるのは本当に凄いこと。ご主人のように、50年続けたその時にこれまでの自分の仕事を振り返って、「本物の仕事をしてきた」と言えるように、積み重ねていこう。

お腹も胸もいっぱいになった夜でした。ご主人も奥さんも、この先もお体大切に、本物のお寿司を食べさせてくださいね!


先日、塩山成田山新省寺ご住職のふくみさんと、プレゼンテーションの勉強会をしました。

 

MacやiPhone、iPadなどApple製品には無料で入っている「keynote」の簡単な使い方を紹介すると、ふくみさんがさっそくいろんな活用の場をイメージして「これはおもしろい!使わないなんてもったいない!」と大盛り上がり!

そもそも普通に考えたら、お寺と「keynote」は結びつかないでしょう? この「何でもおもしろがれる感性」ってすごく大事ですね!

 

そんなふくみさんのお寺では、元旦に参拝した方に老舗フレンチの本格ビーフシチューを振る舞ったり、護摩では隣の人と手をつないで、相手の幸せを祈るなど、固定観念に囚われないことを次々と実行しています。

 

私が遊びでつくったら即採用になった、ふくみさんのLINEスタンプも「お寺なのにLINEスタンプ!」とあちこちで噂になっているそうです。笑

そんなおもしろいご住職がいるお寺。一大イベントの節分祭では年々人がものすごい勢いで増えているのも納得です。

業界内にばかり目を向けていたら、世間の今からどんどん取り残されてしまうし、新しい風も入ってきません。最初から「そういうの苦手…」「難しそうだから無理〜」ではその先何もありません。ーーと、自分に言い聞かせました。

 

すごはんもどんどん新しいものを取り入れて、進化していかなくちゃ〜!ということで、時代に取り残されぬよう、今年は新しいセミナーも企画・開催していくことに決めました!

 

新しいこと、楽しんでいきましょー!


私の仕事はほぼメールでご依頼いただいて、その後のやり取りもほとんどメールで完結。

会社員時代は、毎日何件も打ち合わせが詰まっていたので、それを考えると直接会っての打ち合わせは今ではほとんどないし、仕事の電話もほぼ鳴りません。

 

先日、長年親しくさせていただいている方と久しぶりにお会いした際、ずーーっと電話が鳴りっぱなしでした。

 

社長さんだし忙しそうだなと思ったんですが、後日再びお会いした時にもすぐに電話が。よくよく思い返してみると、そういえば昔から電話が頻繁でした。

最近おばさんパワーが身について、オブラートをどこかに忘れてきてしまった私は、「もしこれがお客さんだったら、せっかく会えているのに電話ばかりして寂しいなぁと感じるし、大事にされていないと感じますよ!」と伝えました。

 

話を伺うと、ほとんどがお客さんからのお問い合わせで、仕方のないことらしいです。しつこい私は、仕方がないで済ませられません。

 

そこで話題は「電話でのお問い合わせ件数を少なくする仕組みづくり」に。

 

これはPOPセミナーで毎回お伝えするんですが、「別々のお客さんから2回同じ質問をされたら、それは多くの人がわからないと感じていることだから、質問の答えをPOPに書きましょう!」という話が、まさに今回の解決策だと思いました。

この小売店ではウェブサイトもブログもリニューアルして放置状態。お店にPOPもなく、商品名と値段以外の情報がほとんどありません。

 

なので、商品説明は社長やスタッフさんがお客さんに直接口頭で伝えるのみ。これでは、わからないことは直接電話するしかありません。

 

「わからないことは、ブログ内検索すれば関連記事がすぐに見つかって、解決策が書かれている」というくらいブログ記事を蓄積すれば、昨日のブログで紹介した明和産業さんのように、ブログ内で問題解決してくれます。

お問い合わせ電話が来ないから購入につながらないんじゃないか?という心配はありません。

 

むしろその逆で、ブログ内で問題解決するくらいしっかり記事(知識)を発信し続けて、蓄積している人やお店には「信頼」が生まれるし、わからないことだらけで毎回電話をしなければ解決しないお店は「不安」とか「不親切」と感じるのではないでしょうか。

 

どちらで買い物をしたいか、友達に紹介したいか、考えるまでもありません。お問い合わせが多いということは「情報不足」が原因かも。伝えましょう!

 

そして、時間(=命)を使って一緒にいられる相手を大切にしたい!改めてそんなことを考えました。