先日POPセミナーをさせていただいた、リヨンセレブの社長さんのお話。

以前イタリアに行った時、地元で人気のピザ屋に行ったんだよ。夜の9時なのに店の前は行列!そこで食べたピザが美味しかったんだけど、食べきれず残しておいたピザを翌朝食べたら、これがまた美味しい!翌朝も美味しく食べられるピザって凄いよね!

 

日本に帰ってきて、どうしてもそのピザがつくりたくて、何年もかけてようやく完成したんだよ。次の日でも美味しく食べられるピザ!でも、どうやったらこの魅力を伝えられるかな?

それーーーー!今まさに社長ご自身の口から出た言葉で買いたくなりますから!

 

・できたてはもちろんですが、次の日に食べても美味しいんです

・本場イタリアで食べて感動したピザを、何年もかけてようやく再現できました

 

などなど、今の会話だけでも「食べてみたい!」と思えるキーワードを発見!そういうものなんですよね。普段の会話の中にヒントがあるんです。

この他にも、「このカレーパン、どうやって伝えればいいんですか?」と悩んでいる方には「これってどんな特徴があるんですか?」と質問すると、こんな答えが!

 

「辛くないから子どもでも食べられちゃいます!あ、それと肉がもうゴロンゴロン入っていますよ!」

 

もう、そのまんま使えますよね。何度も言いますが、ヒントは今まさに自分で話した言葉の中にあるんです!だから自問自答してみましょう。

 

・これは何が特別なの?

・どんな人が選んでくれているの?

・どんな人にこの商品を知って欲しい?

 

もう迷うことなく、POPづくりを楽しめますね♪

 


商売をする以上、儲からなければダメです。今日のブログは、そんな当たり前の話です。

こんな人は嫌だけど…笑

 

毎月連載を書かせていただいている、商業界の生みの親・倉本長治さんは「欠損は社会の為にも不善と悟れ」、松下幸之助さんも「赤字は罪悪」と仰っているように、赤字は自分だけでなく、まわりにも害を及ぼします。

社会のお役に立ち続け、お客さんから必要とされ続け、存在し続けるために、適正利潤を確保することは大切なことです。

 

・・・な〜んてことは当たり前のことなので、深く考えたことはありませんでしたが、「もっと儲けたい」という言葉を耳にした時に違和感を覚えました。

 

そもそも、「儲ける」って一体いくらなんですか??

 

「儲かったなぁ〜」って基準は、500万円なのか、3000万円なのか、10億円なのか、人によって違いますよね。年間でいくら利益・収入が得られたら儲かっていると言えるのでしょう。「儲けたい」と思うなら、まずはそこから考えることがスタートです。

 

現状、粗利率30%の仕事をしているお店が、最終的に「一千万円」が欲しいなら、逆算したら月々、毎週、毎日、いくらの売上げが必要なのか、見えてきますよね。

なんとなく1ヶ月商売をして、レジに残ったお金で「今月は全然儲からなかった。来月はどうだろな?」という、風まかせなお店が意外と多いことを、最近実感しています。

 

以前勤めていた印刷会社のアドヴォネクストは、社長が積極的にMG(マネジメントゲーム)を取り入れて、MQ(マトリックス)会計を採用していたので、自然とこれが身に付いていたんですね。社長に本当に感謝です!

 

超簡単に説明すると、MQ会計というのは、P(プライス)V(原価)M(儲け)の単純な表で会計を見える化するというもの。(にわかユーザなので、違っていたらごめんなさい・・・笑)

上のような表になります。例えばハンバーガー屋さんがあるとして・・・

こんな感じで売ることにしました。そうすると、先ほどの表はこうなります。

ほら、30円の儲けが出ましたよ〜♡って当たり前ですが、こんな風に見える化するとわかりやすい。商売はハンバーガー1個売って終わりではないので、いくつ売ったのか「Q(数量)」が登場します。

これまた当たり前ですが、式にしてみると、こんな感じになりますね。

あくまでハンバーガーだけ売っていた場合ですが、1ヶ月で10万個売れて、売上げは1000万円だったとします。これで300万円の儲けがそのまま利益になるかといったら、そうではありませんね。

商売をしていると、「F(固定費)」がかかります。Mの儲けから、Fの固定費を引き算して、残りが「G(利益)」になります。

 

この表が描けると、利益を確保するために、どこを頑張ればいいのかがわかりやすくなります。数を売るのか?固定費を抑えるのか?いやいや、プライスを上げるのか?計算しやすくなります。

 

ということで、もし詳しく知りたい方は、ゲームを通じて商いを学ぶ、「MG(マネジメントゲーム)」というものに参加したり、私は活用法を浅〜く狭〜く知っているだけですが、「MQ会計」の書籍を読んでみるといいかも。

 

私のように数字が苦手!貸借対照表とか無理〜!という方は、見た目とセットでイメージしやすいこの会計方法がおすすめです♪ そういえば私、簿記やっていたような気がするけど、、、笑

 

そんなこんなで、今回は珍しくお金の話でした。ちゃんちゃん♪


初めてパワーポイントに触れたのは、もう15年くらい前の大学時代。「人的資源管理」という凄そうな名前のゼミで、主に「人事」について学んでいました。

それで、なぜか覚えていないけど、日産自動車のゴーン社長の人事と、今後のなんちゃらの在り方みたないことを、パワポで発表したのが始まりでした。

 

Windowsに入っているイケていない素材を使うのがイヤで、パワポの画面いっぱいに日産自動車やゴーン社長の画像を入れて、そこに文字を被せたり(今思えば肖像権的にアウトですが…)、真っ黒な画面に白い文字をバーンと出したり、見せ方が楽しくて、内容は二の次というダメダメっぷりでした。笑

 

ゼミで発表した際、教授から「見せ方〝は〟いいね」と言われたっけな・・・笑 その後、入社した印刷会社では企画資料をつくりまくり、今の仕事では毎日触れているし、パワポさんとは15年来の大親友になりました!

 

前置き長いですが、そんな私が「伝わるパワーポイントのつくり方講座」ということで、それなりに見える方法をご紹介しますね。

 

1.脱テンプレでイケてるフレームをつくろう!

 

パワポに元々入っているテンプレを使うのは、あまりカッコよくないので、自分オリジナルをつくっちゃいましょう!私の場合、これが基本フレーム。

見てわかる通り、難しいものではありません。まずは真っ白のパワポの一番下に自分らしい色のラインを引き、「©2017 自社ロゴ」を入れれば完成です。インプル・イズ・ベスト!グラデやゴテゴテ飾りは、ちょいと古くてクドい感じになってしまうので、やり過ぎ注意です。

 

 

ラインをどうやって入れるかわからないって方は・・・Googleで調べて下さいね♪ 笑

 

「©」+「作成年」+「著作権を持つ人(自分)の名前」を入れることで、「無断利用ダメよ」と伝える役割があるんです。あ、もちろんこの表記がなくても、著作物には著作権が生じるので、許可無くパクるのは絶対にNGです!

 

2.センスよく素材を入れよう

 

テンプレができたら、ここに表紙をつくればOK!だけど、元々Windowsに入っているような素材は、やっぱりイケていないのでおすすめしません。こだわりがない、手抜き感も出てしまうし。

 

私は自分のキャラやスライド用の素材は自前で用意しているんですが、難しいという方は、自分に合った商用OKの素材集を本屋さんで購入したり、著作権フリー&商用OKの素材を使うといいですね。

素材は小さく入れるのもいいんですが、はみ出すほど大きく入れるのも印象的なスライドになるので、とってもおすすめ。それから、日頃からスライドに使える写真を撮り集めるのも重要ですね。

 

文字だらけのスライドは見る人も疲れてしまいます。イラストや写真はそんなスライドのオアシス的役割を担ってくれるので、欠かさず入れましょう。

 

3.説得力はフォントから始まる

 

この調子で内容もつくっていきましょう!

私が今まで参加したセミナーのスライドのほとんどが「文字」で損をしているので、ここも要注意!

 

字体(フォント)ひとつで、スライドの力強さや印象深さ、講師の伝えたい想いなどが全然違ってくるので、読みやすくどっしりと安定した字体を選ぶといいですね。

ほら、上の2枚のスライドは同じことを伝えているんですが、上の方が説得力がありますよね。

 

それから文字ビッシリのスライドは、退屈で眠たくなるし、印象にも残りません。10個の内容を入れたいのなら、1枚にまとめてしまわずに、2個ずつ5枚のスライドに分けるくらいの気持ちで伝えることをおすすめします。

こちらは、源泉舘さんスライドをお手伝いさせていただいた中の一枚。これくらい、ドドーーーンと伝えるとインパクトありますよね。

文字のサイズにも大小メリハリをつけて、ナナメに入れるのもアリ。他にももっと伝えたいことがあるんですが、とても一度には紹介しきれないので、またの機会に!次回、第2回は気まぐれで更新しますね〜。

 

そんなこんなで、どうしたら参加者さんが退屈しないかな?楽しく参加できるかな?伝わりやすくなるかな?そんなことを考えながらスライドづくりをするのがすごく楽しくて、大好きな時間です!ぜひチャレンジしてみてくださいね!