山梨で暮らし始めて15年、通り道にあって風景の一部と化していた老舗飲食店に、初めて行ってみました。

 

きっかけは、11時前にお腹が空いてしまって、「ランチ」のキーワードでGoogle マップを調べたら、11時開店で現在地に一番近かったから。

11時ぴったりに一番のりで来店すると、めちゃくちゃ昭和感漂うレトロな空間。ドアはガラガラと大きな音を立てて開いて、BGMもなく無音。初めてのお店に不安な気持ちに。

 

席について、口コミで一番人気だったメニューを注文して、ドキドキしながら待ちました。店内には続々と地元の常連さんたちが訪れて、無音だった空間が賑やかに。

 

お料理は味もボリュームも満足だったし、何よりこんな雰囲気他ではなかなか味わえないし、楽しい時間を過ごせました。同じく初来店の夫と「また来ようね!」と話しながら帰宅しました。

 

あのレトロさは出そうと思って出せるものではありません。色褪せた古いメニューも、緩めの接客も、全部があの空気感を作っていて、平成・令和と時代は変わっても、あのお店は変わらないで欲しいな〜なんて思っちゃいました。

 

新しく綺麗なお店、キチッとした接客が正解ではなく、「自分らしく」「そのお店らしく」が一番ですね。

 

自分の商売に置き換えても、変えるべきところ、変えてはいけないところの見極めって大事だなーなんてことを思ったランチでした。