「チョコレート300円」と言われても、今チョコレートが欲しくてたまらない人しか振り向きません。今それを必要としていない人にも「あ、これ私に必要だ!」と思ってもらえる売り方をしたいですよね。

チョコレート

そのためには見えない部分を想像する力(妄想力)が必要です。
まずは、たった一人の人物と場面を想像しましょう。

 

「会社で働く女性(事務職)」にしましょうか。

 

夕方、集中力が途切れてきたので、気合を入れ直すために、引き出しをそっと開けて、右手でゴソゴソ中を探って、チョコレートを一粒取り出します。

 

パソコンの画面を眺めながら一粒食べたら、もう一つ食べたくなって、もう一度取り出しては食べて、またまた食べて・・「おっと、いけない、いけない。ダイエット中だった>< 個包装だから途中で止められてよかった♡」てな光景が想像できました。

働く女性とチョコレート

さて、たった一人の働く女性とその場面を想像しただけで、300円のチョコレートの魅力がいくつも見えてきましたよね。

 

集中力が落ちてきた時に、手軽にサッと食べられる♡

個包装で手も汚れず、パソコン操作をしながらでも食べられる♡

個包装だから一粒だけ食べられ、ダイエット中でも安心♡

 

どうして「販促はターゲットを絞りましょ」っていうのかって、ターゲットを絞らないと、この商品がある場面なんて想像できずに、商品の魅力を見つけることができないんです。

ターゲットは誰?

今回は働く女性で考えましたが、これが65歳の旅行が趣味のおばちゃんだったら?21歳の就活中の女子大生だったら?いろんな人物とその場面を想像することで、無限に商品の使い所や魅力が見えてきますね。これでもう「POPに書くことが無い」なんて悩みはなくなります!

 

さぁ、魅力を見つけられたところで、明日のブログではお客さんにそれを伝える方法をご紹介します!お楽しみに♪


POPはあった方が良いってのはわかるけど、書く時間ないんだよねー。
そんな声を度々耳にするので、5分で書けるちょっとしたPOPをご紹介します。

うーん

用意するのは、A4の白いコピー用紙。プリンターの中にセットしてある、あの普通の紙です。それから、ぺんてるの筆ペン。文房具屋さんやコンビニにも売っているアレです。あとは、赤い太ペン(おすすめはプロッキー・太字)と、色鉛筆など色を塗る道具。

IMG_8046
もう時間をかけて考えることはやめて、キャッチコピー + 商品名 + 値段だけを書きましょう。筆ペンを使う際のポイントは、筆を根元まで紙に押し付けて書くことです。大胆であれば大胆なほど、いい感じの文字が書けます!

IMG_8037

よく欠品する商品だったら「幻の◯◯」、意外な商品を扱っているなら「◇◇屋さんの◯◯」と書けば、一言でお客さんの興味を惹くことができます。

 

イラストが苦手でも、筆ペンでガシガシ大胆に描いて色を塗れば、あら不思議!? 味があるPOPになりますよ!ちなみに私はコピックで同系色を重ねながら、雑に色を塗っています。

IMG_8035

特徴もない、ちょっとしたものは「まずは◯◯」「とりあえず◯◯」でOK。何も無いより全然良いです!

IMG_8039

注文して欲しい商品があれば、こんな感じで書くだけで反応が変わります。5分と言いましたが、一枚あたり3分で書きました。はじめは「無理」と思うかもしれませんが、慣れれば余裕です!

 

何も無いより、5分で書いたPOPがあった方がずっと良い!
商品名しか書かないより、一言キャッチコピーがあった方がずっと良い!

 

やってみればわかりますが、そんなに難しくないので、ぜひチャレンジしてくださいね♪

 

うちの地域にも来てよ〜!ってご要望があればご相談メールくださいね。初心者さんでも4時間でクオリティの高いPOPが書けるようになりますよ。

 

POPセミナーの様子は下の記事をチェックしてみてくださいね。

みんなスゴイの書けたよ♪ 手書きPOPセミナー@諏訪商工会議所

沼田市役所で手書きPOPセミナーを開催しました!


「著作権」ってご存知ですか?
写真・イラスト・印刷物・音楽・映像など、人が生み出したものすべてに著作権が発生します。

画家

つまり、このブログで公開している私の描いたイラストにも著作権があるんです。SNSを見ていると、どこかで見たことのある画像などを平気で使っている方がいますが、これは著作権侵害です。

 

著作権の侵害は「犯罪」なので、10年以下の懲役または、1,000万円以下の罰金が課せられ、法人の場合は罰金の上限がさらにアップします。⇒ 詳しくはこちら

焦るおだんごあたまの女の子

SNSを人に教えることや、販促物制作で収入を得ている「プロ」ですら、著作権を侵害しているケースを時々見かけますが、はっきり言ってヤバイです!怖すぎて笑えません。

 

車を運転する以上、「飲酒運転が違法だなんて知らなかった」が通るはずがないように、「著作権侵害なんて知らなかった」では許されません。

 

だから、私は大切なクライアントさんにSNSをお勧めすれば、著作権の怖さを繰り返しお話しているし、間違いが起こらないように頻繁にチェックしています。そうでなければ、SNSを使ってクライアントさんを幸せにするどころか、自分が勧めたSNSがきっかけで、不幸にしてしまうかも知れません。

 

「ガンガンやろう!まずは行動しよう!」はわかりますが、楽しい部分だけでなく、使用上の禁止事項(法律)も同時に知っておきましょう。それから、たとえ著作権のない物でもTTP(徹底的にパクる)という言葉を、感謝や尊重の気持ちを持たずに都合よく解釈して軽くパクるのではなく、「学ぶ」の語源である「まねぶ(まねる)」の気持ちや姿勢を持つことが大切です。

 

こちらのサイトで、著作権についてわかりやすい言葉で書いてあるので、不安な方は再確認しておきましょう! ⇒ 著作権って何?どんな種類があるの?

 

今日はちょっと堅めなブログになってしまいましたが、ネット社会で生きていく上で絶対に知ってほしいことなので、真剣に伝えました。いや、いつも真剣なんですけどね。法律にのっとって、楽しくSNSを商売に活かしましょうね〜!