昨夜は深夜4時くらいまで、机の上をぐちゃぐちゃに散らかして作業していました。

手もベタベタになりながら。

何をしているかというと、明日香出版社さんが本屋さん向けに発行している『明日香かわら版』の32回目の連載コーナーに載せるためのPOPをつくっているところです。

 

連載は、泣いても笑っても絶対的な締め切りが定期的にやってくる、正直、できることならやりたくない超苦手な仕事です。笑

 

だけど、続ければ続けるほど喜んでくれる人がいっぱい増えていくし、自分にとってもすごくいい試練であり、いい勉強になっているから、やめられません!

 

そんな中でも、4年の連載を経て、今回最終回を迎えた『月刊 商業界』への執筆は、本当にたくさんの学びとドラマがありました。

2014年6月、初めて商業界に登場させていただいた時のことは、今でも忘れません。

 

嬉しさとプレッシャーで心がどうにかなってしまいそうになりながら、とにかくドキドキしながら原稿を書き、商業界の表紙のデザインを考えました。

完成した原稿とデザインを当時の編集長、笹井さんにメールした際には、反応が怖くて怖くて、パソコンの前から逃げたい気持ちでした。

 

笹井さんの「あなたらしいですね」という言葉は、良い意味なのか、それとも悪い意味なのか、どっちなのかわからず不安は増すばかり。今思えば、初々しい私でした。笑

 

そんなこんなで、商業界デビューが正式に決まった時、一番嬉しかったのは、まわりの人たちが喜んでくれたこと!!

 

私はやっぱり自分のためより、人に喜んでもらうためにこの仕事をしているんだなー、これが私の幸せなんだよなーってつくづく思いました。

 

「ちゃんとした仕事をしてたんだね!」と家族が安心してくれたのも嬉しいことのひとつでした。笑

↑ 当時のブログ

 

「まっすーのコーナーは毎回コピーしてファイルに綴じてるよ」「まっすーの連載が読みたくて定期購読しているよ」

 

行く先々でかけていただく温かい言葉が嬉しくて、その期待をどうしたら上回ることができるか、いつも考えてきました。

 

楽しみに読んでくださった読者さん、私を商業界に導いてくれた元編集長の笹井さん、サポートいただいた関係者の皆さんには、感謝してもしきれません!本当に、本当に、ありがとうございます!!

連載はしばらく充電期間が必要だけど、時々執筆できそうなときは、ちょこっと顔を出すかもしれませんので、またその時はよろしくお願いします!

 

月刊 商業界 2018年12月号、ぜひご覧ください♪

 

そして、『明日香かわら版』、『月刊 商工会』では、引き続き連載をお楽しみいただけたら嬉しいです!精進します!!


香川のでんき屋さん向けPOPセミナーのため、思い出の坂出駅へ!

POPセミナー中にいただいた質問で、「Panasonicの炊飯器で炊くご飯の美味しさを伝えるため、どんな伝え方をしたらいいか?」というものがありました。

 

・家族みんな笑顔

・おどり炊きだから美味しい

 

数名からいろんなアイデアが出ましたが、私的にはもう少し「生々しさ」があるといいかな、と思っています。

 

「生々しさ」というのは私が毎回販促を考える上で大事にしていることなんですが、わかりやすく伝えると、「リアルな感じ、イメージできる表現」ということです。

 

例えば、「家族みんな笑顔」というのは、漫画だと想像できるんですが、いざ現実世界で考えてみると、ちょっとイメージしづらように感じてしまうんです。

だから、例えば、「家族みーんな“米派”になりました」てな感じにして、パン食がご飯に変わった、ってな感じで伝えてみると想像しやすくなるのではないでしょうか。(←最近ご飯の美味しさに目覚めて今バリバリの米派になった私の体験談です!!)

 

それから、「おどり炊き」というのは、panasonic炊飯器の機能の名前で、パンフレットなどでも頻繁に登場する言葉なのですが、やっぱり一般のお客さんにとっては「やっぱりおどり炊きは凄いよね♪」とはつながりづらいのではないでしょうか。

 

そこで、でんき屋さんの奥さんに「実際、家で使っていますか?」と聞くと、もちろん使っているらしい。どんな時に美味しいと感じるか質問してみると、こんな言葉を聞かせてくれました。

 

「新米はもちろん美味しいんだけど、古米すら美味しく食べられるの!」それそれ、その言葉はまさに実際の体験談であり、すごく伝わるキャッチコピーになると思いませんか!?

 

キャッチコピーが思い浮かばない場合でも、こうやって参加者さんと会話をしながら、ぴったりしっくりくる言葉を探すことができます♪

 

こうして今回完成したPOPはこちらです!

とても伝え上手なPOPですよね!今回も楽しい時間でした♪ 次回は徳島のでんき屋さん、来週お会いできるのを楽しみにしていま〜す!


いきなりですが、ちょいと思い出してみてください。

ここ最近で、3万円を超えるお買い物をしましたか?

どんなお店で何を買いましたか?

それを買うまでにどんなリサーチをしましたか?

なぜその商品を選び、なぜそのお店で買ったのですか?

 

 

私は最近、iPadをヨドバシ.comで買いました。急遽数日後に実家に帰る予定ができたので、急ぎで母へ贈ろうと夜に思いついて、10分くらいリサーチして購入を決めました。

 

ずっといろんなApple製品を使っているので製品の良さはわかるし、価格的にも妥当だと感じたので、軽く調べてからすぐに買うことを決めました。

 

ヨドバシ.comを選んだ理由ですが、時間がなくお店に行けないこと、ネットの方が確実に予定までに手に入ると思ったから。

 

ヨドバシ.comで購入した理由は、Apple製品は値段がほぼ変わらないのでどこで買っても同じだけど、ヨドバシ.comなら早くてポイントがつくこと、過去にも購入したことがあり、注文から支払い、荷物の到着までをよく知っている安心感から選びました。

 

それから、不要なメールやカタログが届かないことも理由のひとつ。ショッピングサイトも見やすく買い物がスムーズだし、実店舗があるので何かあった際に相談しやすい安心感も。

 

夜に注文したのに、翌日には手元に商品が到着し、無事母に贈ることができ、とても喜んでもらえました。全体的に満足度が高いので、Apple製品もヨドバシ.comもまた機会あれば利用する予定です。

 

てな具合に、商品を一つ買うときの自分の行動を分析しても、「選んだ理由」っていろいろあるんですよね〜。

ご近所さんや関係性も大事だけど、顔を見たこともないネットショップだって便利だから普通に買います。それは何も悪いことじゃないし、ごく自然なこと。

 

「私はいつもあなたのお店で買っているんだから、あなただって当然私のお店で毎回買ってくれるよね?」というのは不自然な考え方で、「合意しない期待」になってしまいます。

 

 

私たちは日々たくさん考えながら商品とお店を選んで、お金を支払っています。お客さんがこれだけ考えているんだから、売り手はもっともっと、「お客さんのお買い物したくなる理由」を考えて努力し続けていかなければいけませんね!

 

ネットでは買い物できないけど、翌日には納品できないけど、だけど、どんなことができるだろう? こうして見つけた自分独自の魅力を、しっかりと発信していきましょう!!