あるお店のスタッフAさんに手書きPOPの書き方について伝えようとして、化粧水のPOPをお見せしました。

 

Aさん:えっ?たっか〜! 化粧水8,000円だって!ありえない!

 

POPを見たスタッフさんのリアクションがとても良くて、面白かった!どうして、こんなに高い物を買うのか、不思議がるスタッフさん。そこで、こんな話をしました。

 

スクリーンショット 2016-02-12 21.24.48ます八:例えば、お財布ってお金やカードを入れる役割を持ったものだけど、千円のものもあれば、10万円するものもあるよね。Aさんの使っているお財布は千円?

 

A:違うよ、8万円だよー!

 

スクリーンショット 2016-02-12 21.24.48:えー!?千円でも買えるお財布は、そこら中にたくさん売ってるのに、どうして8万円も出して、そのお財布を選んだの?

 

A:好きなブランドの物を持ってると、テンション上がるから!

 

スクリーンショット 2016-02-12 21.24.48:そうそう!その気持ちになるために、お財布が千円でも買えるのに、数万円払ったんだよね!つまり、Aさんは、お財布をお金を収納する道具としてだけじゃなくて、〝Happyな気持ちになれる〟とか、そういう部分に価値を感じて、たくさんのお金を払ったんだよね!

 

A:あっ、そういうことか!

 

スクリーンショット 2016-02-12 21.24.48:もちろん、それに求めるものは人それぞれ違うから、千円のお財布で十分って人もいれば、何十万円のお財布じゃなきゃ嫌!って人もいるでしょ?だから、8000円の化粧水も、Aさんは高い!って思うけど、他の人は安い!って思うかもしれない

 

A:確かに!

 

スクリーンショット 2016-02-12 21.24.48

:だから、何でも安いものしか売れないとは限らないし、POPを使って商品にどれだけ素敵な魅力があるか伝えることで、その価値にまだ気づいていない人に「あ、これ必要だ!」って思ってもらえそうだよね!

 

A:うわ〜!そっかぁ〜!それじゃ、うちの商品の価値も伝えなきゃヤバイじゃん!

 

こうして、無事、販促の書・第1章がスタッフさんに伝わりました。アルバイトさんや若手スタッフさんに、こうした考え方を理解してもらうには、まずは身近な例え話で自分の行動や体験に置き換えて考えてもらうところから始めるといいですね。

 

今日のブログがあなたの“たのしごと”のきっかけになりますように☆ポチッと応援よろしくお願いします!

すごはん

 

 

 

 


前回のブログの続き。地元産の安心できる食材にこだわった居酒屋「ぐらがら」さんのメニューづくりのお手伝いです。

IMG_6463

さぁ、上のメニューが現在お使いのものですが、さらに伝わりやすくするために、情報を絞ることにしました。

 

アレもコレもと欲張って伝えて、何も記憶してもらえないよりも、インパクトのある1、2個の情報だけを伝えることで、印象に残していただこうと考えたのです。

IMG_6469

まずは、生産者さんと、伝えたい情報のイラストを描きます。使ったのは筆ペンと、ごく普通の色鉛筆。なんとも言えない優しい温もりや、力強さが出るので好きな組み合わせです。

 

描いたイラストは、すべて線に合わせて切り取って、新しい紙に配置していきます。いきなり文字とイラストを1枚の紙に書くと、失敗したら全部書き直しになってしまうので、バラバラに書くといいですよ〜。

IMG_6468

ここで一手間加えて・・・

IMG_6470IMG_6471IMG_6472

じゃじゃん!イラストを組み合わせることで、難しそうなポーズやイラストが簡単にできちゃいました♪ 「甲州地どり」の紹介は、こんな感じになりましたよ〜!

IMG_6466

もう一枚は、「南アルプス放牧豚」の紹介メニューを書くことに。

IMG_6464

ぐらがらさんのお仕事をしていると、いろんなことを学べます。

 

例えば、肉類はコストを抑えて早く出荷するために、成長剤を使ったり、ストレスが溜まる環境で育てると、病気になりやすくなるため、抗生物質を投与されることなどなど。

 

私たちが普段食べているものって、「不自然」なものかもしれません・・・。

 

ぐらがらさんの食材は、オーナーご自身の目で動物たちが育っている環境を見て、農家さんと触れ合って、お人柄を知ることで、本当に安心できると判断したものしか扱っていないのです。

 

もちろん鶏も豚も大自然で放し飼いされているので、変な薬は一切不使用!私はぐらがらさんで何度も食事をしたことがあるのですが、自然で健康なお肉って、味も美味しいんです!

IMG_6465

イラストですが、こちらもやっぱり3段階で貼り合わせています!愛情込めて育てている農家さんの様子が伝わるかな? ぐらがらさんの3月7日ランチOPENに向けて、がんばるぞ〜!

 


山梨県内の生産者さんから、身体に優しい食材だけを集めた、こだわりの居酒屋「ぐらがら」さんが、3月からランチ営業をスタートすることになりました。

スクリーンショット 2016-02-11 3.19.54

その理由は、小さなお子さま連れのお母さんたちが、気兼ねなく来店することができて、我が子に安心して食べさせられるメニューを届けたかったから。オーナー司波さんの想いに共感し、ランチ営業準備のお手伝いをさせていただくことになりました!

 

まず大事なことは、どんなに熱い想いがあっても、それを伝わる言葉や方法で伝えなければ、誰にもわかってもらえないということ。どんなに貴重な卵と鶏肉で親子丼をつくっても、何も伝えなければ、「◯◯店より高いよねー」で終わってしまいます。

 

そこで、今後の販促担当として期待されているスタッフさんと一緒に、お店の想いや、食材の価値を伝えるメニューブックづくりをすることに。

IMG_6463

既存のメニューブックでも食材の特徴や、生産者さんのお顔などを掲載していましたが、ちょっと文字が細かくて、お酒を飲みながらだと読むのが大変かも。

 

そこで、情報を絞って、本当に伝えるべき情報だけを載せた、手書きメニューブックを作成することに。

IMG_6474

まずは、メニューブックの表紙に入るタイトル。司波さんの想いを伺っているときから、この言葉が浮かんでいました。

 

そして、タイトルの下に入れる、大切なロゴマークはスタッフさんに考えてもらうことにしたんですが・・・

IMG_6473

すごい!めちゃくちゃいい感じ!笑顔の輪が繋がっています♪スタッフさんは不安気でしたが、 一同大絶賛!

 

このロゴマークは、今後名刺や販促物にも採用されそうです☆さぁ、表紙ができたところで、いよいよ中身づくり!続きは次回のブログで♪