いろんな業界で活躍している人、目立っている人は、みんなブログを書き続けています。

 

目立っている人は、どかーんと花火を打ち上げているんじゃなくて、実は地味にコツコツやっているんです。

発信し続けなければ、すぐに忘れられてしまうし、知人からいいと噂を聞いてのぞいてみたサイトに動きがなかったら、せっかくの興味も冷めてしまいます。

 

いい仕事をしているなら、同じ熱量でブログで発信すること!

 

成田山新省寺のふくみさんも、ファッションプラザふじやの健ちゃんも、諏訪商工会議所の中沢さんも、エナジービジョンの奥山さんも、明和産業のエルサム事業部メンバーズも、コンビニアルバイターの中澤さんも、みんな毎日続けています!

 

「毎日はしんどいから、週三回でもいいかな?」と言う人は結局続かないパターンが多いです。休業日とかイベントとか、こちら都合のお知らせしか発信しなくなっていたりします。

 

私は忙しいときや海外旅行に行く時には、事前に数日分書き溜めて予約しておくんですが、毎日更新のペースが乱れると、「面倒臭い」っていう気持ちがどうしても出てきてしまいます。

だから色々考えずに、まずは毎日更新して習慣化した方が、逆に面倒臭くなく続けられますよ。

 

それから、あんまり気合いを入れすぎると疲れて継続できなくなるから、肩の力を入れすぎず、お客さんと会話しながら役立つ情報を伝えているような気持ちで、続けてみましょう!

 

続けた先に、「変化」をきっと感じられるはずです!!


北海道の友人で、北海道倶知安(くっちゃん)で人気のお菓子屋さん「お菓子のふじい」の社長の藤井千晶さんは、ご主人の「化学物質過敏症」という病気発症をきっかけに、「カナリアップ」を立ち上げました。

日本ではまだまだ理解や認知されていない「化学物質過敏症」を、多くの人に知ってもらうことがカナリアップの目的です。以前詳しくブログで紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

電車で他人の匂いがキツイ!と感じたことありませんか?知って欲しい「香害」の話

 

先日、クラウドファンディングのリターンとして、カナリアップグッズが届きました!ふじいさん、ありがとうございます!

もう、一つ一つからふじいさんの想いや、これまで「お菓子のふじい」を通じて培ってきた「伝える」要素がいっぱい詰め込まれていて、すごく胸が熱くなりました。

身につけたくなるグッズのデザイン性や、誰でもとっつきやすく理解しやすい、やさしい内容のパンフレット。本当にすごい。

 

ふじいさん倒れちゃうんじゃないか?ってくらい忙しい日々の中で、どんどん形にしていく強さ。涙を笑いに変える強さ。本当にすごすぎる!

バッジ&キーホルダーは、自分自身が化学物質過敏症であることを伝えるものと、病気を理解してサポートする人の2種類あります。さっそくバッグに装着完了!

 

化学物質過敏症は花粉症のように、化学物質を耐え切れる器のサイズが違うだけで、取り込んだ物質が器から溢れてしまえば誰でもなりうる病気です。

しかも、重症化すると印刷物や新聞、油性ペンでも体調を崩し、さらには電子レンジやパソコンなどでも影響がある「電磁波過敏症」も併発してしまうそうです。もはや完全に日常生活ができない状態ですね。

 

そして、恐ろしいことに、適切な診察ができる医師が限られているため、不安神経症やうつ病、ヒステリー、更年期障害、自律神経失調症などと間違えられてしまうため、周囲から理解されない上、最善の対策が取れない方も。

先日、テレビ朝日の「テレメンタリー」の「カナリアたちの叫び」でふじいさんやご主人が登場する番組が放送されたばかりですが、国の調査が進んでいないこと、理解のなさ、対策のなさに悲しくなりました。

 

企業も、「今だけ儲かる、今だけ喜ばれる選択」ではなく、「永く愛され信頼され続ける選択」をして欲しい。私たちは「いつか自分の身に起こってから」ではなく、「今」考えて行動しましょう。だから、まずは知って、理解しましょう!

「カナリアップ」ウェブサイト
化学物質過敏症のことが60秒でわかります。

 

「お菓子のふじい」ブログ
ふじいさんの想いが詰まっています。

 

シャボン玉石けんの香害紹介ページ
絶対に読んで欲しい、深刻な香害の現実。


締め切りを過ぎた原稿を書きながら、思い出したことがありました。

印刷会社に勤めていた頃、依頼を受けて伺えば、担当者さんの大半は面倒臭そうに販促物と向き合っていたんです。だって、いつもの仕事にプラスアルファでやらなきゃいけない「余計仕事」だと捉えている人が多いから。

 

当時、「たのしごと(楽しい仕事)」という言葉は私の中でまだ生まれていなかったものの、「たのはん(楽しい販促)」という言葉をつくって大切にしていました。

 

依頼通り販促物をつくるだけじゃなく、お客さんが笑ってくれる様子を想像しながら、私だけが考えるんじゃなくて、担当者さんと「一緒に」楽しみながら販促物をつくることが大事だなーなんて考えていたんです。

 

中でもお堅い企業のチラシのお手伝いをさせていただいたときは、特に楽しかったです。担当さんもノリがよく、めちゃくちゃ面白い販促物をバンバン形にしていきました。

ところがある日、その企業の偉い人から呼び出されたんです。呼び出し電話の雰囲気からして、「良くない話」というのは想像がつきました。

 

話はこうです。担当さんが、数ある業者の中から私を指名して、楽しそうに販促物づくりをしているなんて怪しい!今までの綺麗でカッコいいチラシとは違う、手書きのチラシに変えるなんておかしい!ということを、この20倍はキツイ言葉で言われました。

 

さらに・・・私たちが付き合っているんじゃないかって疑惑まで持たれてしまったんです!もちろん事実無根のありえない話!!

 

肝心の結果はちゃんと出せていたのに、話を伺えば、この偉い人は綺麗な写真ドーン、かっこいいイメージ的なキャッチコピードドーーンの、よくあるパターンのチラシが好きだったんです。

 

完全に男女の仲を疑っている偉い人は、今進行中の販促物はすべて中止、もう二度と私には仕事を出さない宣告までされました。そして、担当さんは販促物制作の担当から外されることに。ひ、ひどいーー!!

その場では耐えに耐えて会社を後にし、営業車で信号を曲がった瞬間に、悔しさのあまり大号泣でした!!対向車線の運転手はさぞびっくりしたことでしょう。笑

 

今思えば笑える話で、そこまで言われるくらい親近感あふれる手づくり販促物は、偉い人や業界の常識はずれだったってことだったし、販促物づくりを楽しんでやるなんてありえないことだったんですよね。

 

ちなみに、10年以上経った今、その業界は「親近感」が大事なテーマになっていて、手書き販促物も溢れています。

 

あの当時は、全治1週間くらい引きずるダメージを心に負いましたが、今は笑い話だし、いい経験だし、あの当時からまったくブレていない今の自分の立ち位置確認の場だと思えば有り難くすら感じています。

 

さーて、そんなこんなで原稿仕上げまっす〜!