ここ3日間「かご縫い」という、ホタテ漁には欠かせない大事なお仕事をしています。

 

①かごを取りに行く、②かごをセットする、③かごからホタテの残がいを取り除く、④縫う、⑤畳む、⑥縛る、⑦片付ける

 

以上が1サイクルとして、果てしない量のかご縫いを繰り返します。

 

「守・破・離」という言葉がありますが、まずは1日間教わった通りに確実に仕事を完了させることを意識。

 

2日目はわずか数秒でも時間のロスが生じる無駄な動きを見つけて、どうしたらそれらが解決するか考えました。

 

3日目で改善策を提案して、試しにみんなで実践してみたら、かなりスムーズに作業が捗ったんです!

 

ゲーム感覚でみんなで楽しく無駄なく動いてあっという間にその日のかご縫いを終わらせることができました♪

具体的には、さまざまな工程により、縫い針を持ったり置いたりする時間のロス、狭い通路でぶつかりそうになったり、譲り合いの時間が生じるという問題がありました。

 

それを、「縫う人」と「縛って運んでセッティングする人」と役割分担することに。私は運び役をしたんですが、ジムでサンドバッグを蹴っている時並みに汗だくになり、いい運動にもなりました。

 

どんな仕事も楽しくするのは自分!楽しんでいきましょう〜!

 


サロマ湖3日目は昨日は雨が強まり仕事が切上げになったため、残りの時間は作業場の得意の片付けをしました。

 

ここに向かう飛行機の中でいくつか目標を立てました。その中の一つが「仕事以外に自分の得意なことで役立つ」だったので、「私の特技きたぁーー!」とばかりに動きました。

 

到着してから今日までバタバタだったのと、連日めちゃくちゃ早起き生活だったので、睡眠時間の確保が最優先。気づけば私の滞在部屋も散らかり放題だったので、こちらもようやく整理整頓できて、ホッと一息。

ブログもやっと落ち着いて書く時間が確保できたので、ここに来た経緯を綴りたいと思います。

 

大好物の牡蠣を注文していた栄進丸さんから「ホタテ漁の手伝いに来れる?」と言われ、冗談かと思っていたら本気のお誘いでした。

 

普段なら普通に仕事があるし行くという選択肢がなかったのですが、なんだか考えれば考えるほど体験してみたくなっちゃったんです。

 

長野県・山梨県と海のないところで生きてきて、漁師さんの生活に興味や憧れがあったので、それを知らないまま死んでいいのか?と自分に問いかけたら「体験したい!」と思えてきて。

 

そして、やはり大好きな牡蠣やホタテがどんな工程で食卓に上がるのか、裏側を見たかったんです。

 

夫に相談したら「そんな貴重な経験、絶対に行ってきた方がいい!仕事がなければ自分が行きたいくらい!」と猛プッシュしてくれて、それで覚悟が決まりました。

人見知りなのでここに来るまでドキドキしていましたが、北海道内や全国各地から集まった人たちと楽しく会話したり、刻々と変わる海や空の表情に感動したり、本当にいい時間を過ごしています。

 

日々の生活の中で手放すべきもの、大切にすべきものなども見えてきました。もちろん仕事のヒントもたくさん見つかっています♪

 

今後も、人生を豊かにする経験に時間を使っていきたいな!


朝の2時に起きて、3時から船に乗って漁にお供させていただきました!

すごい迫力!

 

みんな普通に作業しているんだけど、私はゆらゆら揺れる船で立ち上がることすらできず!

 

究極の鮮度の生ホタテは、まるで心臓のように貝柱がドクンドクン動いていてビックリ!ヒモなんて普通臭みが多少ありますが、まったく「無」です!何もかもが甘くて美味!

稚貝も生でいただきました!私が食べようとしたのを察して抵抗する稚貝さん!

くさみゼロ!甘み100!こんな経験できません!! ちなみにサロマ湖のホタテは7月下旬〜8月上旬が甘みのピークでおすすめだそうです。

そんなこんなで、しばらくサロマ湖の報告ブログにお付き合いくださいませ。