普段はJALに乗ることが多いんですが、米子空港に行くため久々にANAに乗りました。

 

飛行機に乗ると、出発前に必ず放送されるのが「非常用設備のご案内」ですね。いざというときのための大事な説明なんですが、こういう事前説明ってどうも退屈だったり、面倒くさい感じがしませんか?

 

でも、なんだか歌舞伎みたいな音声がするな〜と思ってモニターに目をやると、やっぱり「歌舞伎」でした!なんだか面白くて、ついつい見入ってしまいました。

これってまさに「注目してもらうための仕掛け」ですね。

 

いよいよ映画が始まる前の「ノーモア映画泥棒」のあの妙な動きをするビデオカメラと警察もそうですね。

特急電車の中で指で描いた割にうまく描けた!笑

 

飛行機が飛ぶ、映画が始まる、セミナーが始まる、といった、本題前の事前アナウンスはどうもお説教くさくなってしまったり、退屈に感じたり、なかなか集中して聞いてもらえません。

 

でもこれらはとっても大事な話!だからこそ、「違和感のあるもの」と組み合わせることで、興味を持ってもらうことができます。

海外の飛行機だと、ちょっと笑えるよう大げさな映像が流れたり、この機内設備のアナウンス映像は初めて乗る飛行機の楽しみだったりします。

 

実際、歌舞伎を用いた設備説明は、隣の席のご夫婦もモニターを指差して笑いながら映像を見ていました。

 

注意書きや必要な情報を聞いてもらわなければならないとき、ちょっと肩の力を抜いて、頭を柔らかくして、まずは興味を持ってもらえるように面白く伝えてみませんか~?