印刷会社の営業部に所属した頃、伝えることの大切さを身に沁みて感じました。

 

例えば、「高級感のあるデザイン」と言っても、黒と金を連想する高級感もあれば、白とグレーのシンプルなデザインをイメージすることもできます。

各自が己の感覚を頭の中だけに浮かべた状態でお客さまやデザイナーとやり取りしてしまっては、「思っていたものと違う!」ということになって、全方向に迷惑がかかってしまいます。

 

だから、お客さまが「もっとシンプルに」と希望した場合は、イメージに近い画像を一緒に検索して「この〇〇のイメージでシンプルに」と10人中10人がわかるようにするのが、営業の重要な役割でした。

 

ところで、Chat GPTは文章やアイデア、画像などを生成してくれる便利なツールですが、もし思い描いているイメージがあるのなら、「猫のイラストを描いて」と言っても自分の望む画像は出来上がらないでしょう。

「漫画のドラえもんに出てくるキャラクターのようなタッチで、耳と手足と尻尾が茶色、目はブルー、他はクリーム色の雌猫が、青空と芝生が広がる中に一本立った大きなリンゴの木の上で、蝶々と会話を交わしているイラストを描いて」というように、「超」具体的に伝える必要があります。

 

Chat GTPは何度やり直ししてもらっても彼の気分を損ねることはありませんが、対人間の場合は摩擦が起こってしまいますから、イメージのすり合わせはめちゃくちゃ大事!

 

デザインに限らず、何か伝えるときは「具体的に伝える」ということを心がけていきたいなぁ〜と改めて思った最近でした♪