松野恵介さんに会いに行ってきました!ご縁のキューピッドは、いつもお世話になっている源泉舘さんご夫婦!

社長も女将さんも松野さんのセミナーに行かれていて、よくお話を伺っていたので興味津々だったんです!

 

そして昨年、絶対に会いたいと思う、決定的なエピソードがありました。ある会場でPOPセミナーを行なったのですが、その際に講師としておすすめしてくださったのが、なんと松野さんでした!

もちろん松野さんご自身も、「コトマーケティング」の一環でPOPセミナーをされていて、とっても評判がいいんです。私もいろんな商工会議所さんや商工会さんに伺う中で、松野さんのセミナーの評判は度々伺ってきました。

 

それなのに・・普通、自分のお店に商品を買いに来たお客さんに、隣のお店を紹介できますか!?どんだけ器の大きいお方だろう!と思ったし、お互いに共通する何かを見いだしていただいたのかな、なんてことを感じ、近い将来必ず会いたいと思っていました。

 

お会いしてからお別れするまで、私は最初から最後まで笑顔でした。だって、松野さんがずーーっと楽しそうなんだもん!松野さんが描く楽しい未来が見えるから、聞き手も楽しい気分でそこに向かいたくなるんですよね!

 

それは、まさに「強制」ではなく、「共有」の場でした!

今回の集いと語りの場もそうだったんですが、松野さんのブログ書籍などの発信からお人柄が出ているんです。上辺の言葉ではなくて、人間としての優しさが伝わってきます。そんな松野さんのまわりに集まってくる人もまた、心が優しくて、前向きで、素敵な方々!

 

どんなにいい商品や素晴らしいテクニックを持っていても、イジワルだったり横暴な人とは関われません。やっぱり人間性が第一なんですよね。私は人柄のいい人が大好き!

 

だって、商売以前に、人と人との繋がりだもん。私は打算で人付き合いできないタイプなので尚更そう思います。

ご縁を繋いでくださった源泉舘さんには大感謝だし、この時間を共有できた皆さん、ありがとうございます!秘書のかおりんさんも噂通り、素敵な女性でした!写楽さん、素晴らしい会場をありがとうございます!ほんと、来られてよかった〜!

 

松野さんのお話を聴いてみたい!という方は、こちらのセミナー情報をチェックしてくださいね♪

 

あ!源泉舘社長とゆうこりんと写真撮るの忘れちゃった!


ここ2日間、源泉舘さんネタで楽しくブログを書いていて、ふと忘れていた「あの日」のことを思い出しました。

 

もう5年くら前になるかな?学生に社会や仕事のことを知ってもらおうという企画があり、いろんな企業の方などが集まる場で、「販促とは?」みたいなお話をさせていただいたことがありました。

その時に、源泉舘さんで手書きPOPを設置したら、売上げもアップしたし、何よりお馴染みさんが楽しんでお買い物してくれるようになったよ!という事例を中心にお話しました。

 

学生さんや社長さんに喜んでいただけたんですが、質疑応答の最後に、ふたまわりくらい年上のコンサルタントの女性が、ちょっと、いや、かなり威圧的にこんなことを言ったのです。

 

「源泉舘さんは1300年も続く歴史ある温泉旅館なんですよね?それなのに手書きPOPなんてつけたら雰囲気が壊れますよね?それはいかがかなものかと思うんですけど、どうなのでしょうか!?」

 

質問の仕方っていろいろあると思うんだけど、自分の方が知識豊富で優れていることを見せつけるために、私に恥をかかせてやろうという想いが、なんとなく伝わってきました。

 

「え・・・楽しいってお馴染みさんが喜んでくれているし、社長も女将さんもとても喜んでいるので、いいと思うんですけど・・・」

独立したばかり、20代の貧弱な私は、攻撃的なおばさ・・・女性の口調と勢いに圧倒されて、汗をかきながら弱弱しく答えるのが精一杯。会場も先ほどの盛り上がりが嘘のように、シーーーン・・・。笑

 

講義が終わったあとに、真意を理解してくれた社長さんたちがフォローしてくれたのに救われたんですが、切なさと腹立たしさで、後味が悪い一日になりました。

でも、たくさんの現場に携わってきて、何よりあれから毎月ずーっと源泉舘さんを見続けている今の私なら、あのイジワルおばさ・・・女性の質問に自信を持って笑顔で答えられます!

 

源泉舘のご夫婦は、1300年以上守られている温泉を誰よりも大切にしています。でも、女将さんが着物を着て三つ指ついて、しっとりとお出迎えする旅館ではありません。

 

お馴染みさんが「ただいまーー!」とやって来て、「あ〜!◯◯さん、おかえりなさーい!」って社長と女将さんが元気に出迎え、その場で世間話と爆笑、時には女将さんの毒舌が巻き起こる旅館です。笑

 

老舗旅館という言葉だけのイメージに囚われ、「相応しい行ないを」というのは頭で考えて言うこと。生の現場を見れば、手書きPOPがダメ、雰囲気が壊れる、なんてことは絶対に思わないはず。

 

社長の似顔絵が似ててウケる!

女将さんのキャラ、特徴捉えていてそっくり!

POPの変化が楽しみで毎回見ちゃう!

POPを書いているところ見ていてもいい?

やっぱりPOPがあるとわかりやすくていいね!

絶妙なことが書いてあるからつい買っちゃう!

お客さんも楽しんでいってくれています!そして、お馴染みさんのPOPや販促の知識がグングン高まっています!笑

 

もしかしたら、頭で考えてガチガチな固定観念に囚われて、「ウチの品格が損なわれる」「楽しい販促なんて悪だ!」と思い込んでいる方がいるかもしれません。

 

いやいや、もっと柔軟にいきましょう!

 

手書きPOPなんて、書いて貼るだけなんだから、ダメだったらササッと外せばいいだけ♪ それに、使う紙を色画用紙ではなくて上質な和紙にするだけでもイメージが全然変わるんです。

そういうことを考えることなく、全部ひっくるめて「手書きPOPなんてダメ!」って、禁止したら・・・そんなのって、残念すぎますよね。

 

それに、お客さんは「頭」より「心」でお買い物をするんだから、売る側の私たちだって、やっぱり「」で考えなくちゃ。知識に縛られるんじゃなくて、目の前のお客さんのお役に立つ方法、笑顔になる方法を考えなくちゃ。

 

そんなことを改めて考える機会を5年後にもらえたわけで、あの日のイジワルな質問は、実はいい質問だったのかも!ありがたいですね♪

 


旅館のパンフレットといえば、大きく見える角度から撮影した建物の写真に、テーブルいっぱいに広がったお料理の写真などなど、みんなが相談して決めているの?っていうくらい、同じパターンが多いですよね。

 

そして、書いてある言葉といえば・・「川のせせらぎ、癒しのひと時」的な耳障りのいい言葉。

これで自分の旅館の魅力が相手によーーく伝わればいいのですが・・・どこも似たパンフレットだから見比べてみても違いがわからず、結局値段や料理の内容などを比較して決めるのではないでしょうか。

 

もしかしたら、その旅館は料理よりも温泉が魅力かもしれないのに、それを伝えられていなければ、自ら料理や値段で他と勝負を挑んでいることになってしまいます。それって、もの凄くもったいないですよね。

源泉舘さんのパンフレットも、約10年前から年々進化を遂げて、今ではついに「公式ガイドブック」になりました!2012年にこの形になってからも、印刷の度に内容を見直して、既に6回もマイナーチェンジしています。

 

内容が増えただけではなく、旅館の本当の魅力である湯治温泉の凄さを、実際の事例でたっぷり伝えています。お客さんが「え?これ、無料なんですか?」と驚かれることもしばしば。

地元の郵便局にもPOP付きで設置♪
かなりのペースでなくなる!

 

「パンフレット=無料なのが当たり前」ではないんですよね。そんな意識の変化が、お客さんのこんな行動にも。以前は、せっかくお金をかけてつくったパンフレットをお部屋のゴミ箱に捨てられることがあったのに、公式ガイドブックは一度もないそうです。

 

それどころか、「知り合いに渡したいから」と言って、何冊も持ち帰って紹介してくれるお客さまも増えました。こうして、本当の魅力が伝わる「正しい口コミ」が起こるから、新規のお客さんもリピーターになりやすいんです。

 

どんなパンフレットか気になりますよね?特別にご紹介しちゃいましょう!

足の大けがを温泉で綺麗に治した常連Mさんの湯治の過程は漫画でめちゃくちゃわかりやすくなっています。いや〜、何度見ても源泉舘さんのよさが伝わる販促物だなぁ。笑

ちなみに、本に見立てた裏表紙のバーコードに隠された秘密はこちらをチェック!

 

このガイドブックも構想から仕上がりまでに相当な時間がかかっていますが、特にパンフレットのようなお金がかかる販促物をつくるときは、しっかり考えなければいけません。

 

うちの本当の魅力は何?

どうすれば、その魅力は伝わる?

源泉舘さんでは、お馴染みさんなどに協力してもらい、温泉に入る前後の傷口を写真に撮らせてもらったりしながら、コツコツと自分たちの温泉の素晴らしさをより多くの人に伝えるための努力をし続けています。

 

こういう行動が、パンフレットやWebサイトに生かされて、ぴったりマッチするお客さんと繋がることができるんです。

 

いい温泉だからお客さんが集まっているのではないんです。自分たちの魅力を知って、それを伝えるための努力をし続けているから、お客さんが集まってくれるんです。(昨日のブログも必見!)

 

「何でもあります」「自然、温泉、お料理、お部屋、スタッフ。何でも無難に揃ってます」では何も伝わりません。まずは自分たちの最大の魅力を、自分たちが正しく理解するところから始めましょう。