お金を使いに行く気満々で行くところ。それは、お土産屋さんや旅館・ホテルの売店コーナー。旅行に行ったら、観光地だけではなく、お土産選びも楽しみなイベントの一つですもんね♪

 

でも・・・せっかくお店に入っても、同じような商品が並んでいて、結局何を選んだらいいのかわからない。

わからないから、「ま、別にいいや」「ここの旅館の売店じゃなくて、駅や空港で買えばいいか」になってしまうんです。

 

せっかく「買いたい」と思いながら来てくれているのに、お客さんを悩ませたり迷わせたりするのは、とってももったいないことなんですよね!

 

先日、駅で「素材にこだわっています」という感じが伝わってくる、オーガニック系のお店の前を通りました。

 

立ち寄ってみたんですが、商品パッケージはオシャレだけどシンプル。商品の前には、クラフト紙にオシャレにデザインされたプライスカード。値段しか書かれていないから、それが何なのかわかりません。

こだわりの商品かもしれませんが、これでは商品の魅力がわからず、駅なので時間も限られているし、ちょっと見てみようと思っただけだったので、スタッフさんにわざわざ聞くこともせず、そそくさと退散してしまいました。

 

スーパーや道の駅の地産地消コーナーも、農家さんの顔写真が貼ってあるだけで、「ナス◯◯円」「トマト◯◯円」と書かれただけの売り場が多いですね。

 

あのお店もこのお店も、伝えないことで、いろんなチャンスを逃しているかもしれません!

 

「うちのお店は大丈夫かな?」心配になった方は、お客さんがお店に入って、どこを見てどんな行動をしているのか、さりげなく様子をチェックしてみましょう!

お客さんが商品を手に取って、パッケージの横や裏を見て売り場に戻したり、何度もその商品の前に戻ってくるのに結局買わなかったりしたら、、、それは「もったい売り場」の可能性大です!

 

そんなときは、まずはPOPから始めましょうね〜!


源泉舘さんは混浴温泉なので、男性も女性も体にガーゼや薄い布を巻いて入るのがルール。

フロントでは、湯あみ(入浴着)を販売しているんですが、かなり前に書いたPOPを付けています。

 

商品や売れ筋も変わってきたので、新しくPOPをつくり直すことにしました!

キャッチコピー部分は、一度ペンで書いたものを、それより細いペンで肉付けするといい感じになります。

丈を気にされるお客さんが多いので、キャッチコピーにはどんなサイズなのか、すぐにイメージできるように書いてみました。

他の商品と比べやすいように、「女将の辛口チェック」を入れています。

これを参考に、湯あみ選びをしていただけたら嬉しいなぁ。

それにしても・・・

数年前のPOPと比較してみると、イラスト力がだいぶアップしたと思いませんか!?

「苦手」は改善と継続でいくらでも克服できちゃうんですよね!

たまにはこんな風に、昔と今のPOPを比べてみるものおもしろいですね♪


源泉舘さんで販売し始めた武州屋(ぶしゅうや)さんの椎茸の売り場は、以前のブログでも紹介しましたね!

買うだけじゃなくて「知れる売場」って面白いかも!

 

売り場づくりをしてから約2週間ぶりに、売り場に行って来ました。

よく売れていて、補充もバッチリされたそうです!

この椎茸の情報ですが、POPだけでなく、お馴染みさんに毎月贈っているニューズレターの中でも4コマで伝えていました。

それからお手洗いにもバッチリPOPを設置!

みんながみんな売り場のPOPをみてくれるとは限らないから、こうして一箇所だけでなく、いろんなところで商品の魅力を伝えていくことが大事なんです!

 

そして嬉しいことに、武州屋さんが来た時に、「自分でPOPを書くときの参考にしたいから」ということで、この売り場の写真を撮って帰られたそうです。

 

普段いろんなPOPを書いていても、仕入先の担当さんは「へぇ、すごいですねー」程度で、商品を並べてサッサと帰ってしまい、こうして関心を持ってもらうことがなかったのですが、武州屋さんはちゃんと活かしてくれるなんて、嬉しい!

 

注文が入った商品を並べて集金をするだけの「業者」なのか、販売店の売り上げアップのサポートをしてくれる「パートナー」になるのか、それって姿勢次第ですね。

 

売れているお店はなぜ売れているのか?

どんな違いや工夫があるのか?

 

そこら中にある大事なヒントをスルーせずに拾い集めていきましょうね♪