飛騨古川町へ向かう途中、お手洗いに行きたくなって、途中の「赤かぶの里」へ

そうしたら、お手洗い近くの売場でこんなPOPを見つけたんです!

んんん!これは「持ってる風POP」ではないか〜!もしかして、このお店の何処かに私のPOP本を読んで実践してくれている「たのしごたーず」がいらっしゃるのかしら??

 

興奮しつつ、お手洗いに到着!中に入ると!!!!!

「トイレPOP」キターー!!しかもバッチリ目線の高さに合わせて貼られている!このスタッフさん、ただ者ではないぞ!!

こんなに退屈しないお手洗いは初めて♡

別の個室も覗いてみたら、違うPOPも付いているの!これ書いた方は相当丁寧な性格に違いない!

広〜いお手洗いに私一人。カメラの音がカシャカシャ鳴り響いていました。笑

改めて売場を見てみると、目を引くPOPが盛り盛りだくさん!

お土産屋さんでよくありがちな「商品名が先POP」ではなくて、効果的な「キャッチコピーが先POP」なんです!素晴らしすぎます!

くううぅ〜!こんなPOPを見たら、当然買っちゃいますよね〜♪

このPOPなんて超最高!「ハム」の字がハムで書いてあるんです!笑 絶対にスタッフさん楽しみながらつくっているでしょ!私、こういう「たのしごと」が大好きなんです!

もう我慢できず、お買い物中にレジの女性に「お店のPOPすごいですね!実は私POPの本を書いているんですが、もしかしてその本を見てくださったんですか?」と尋ねると・・

 

「担当の女性がとても頑張っているんですよ〜!POPを付けると売れ行きが全然違うんです!」と言って、POP担当者さんを呼びに行ってくれました!

 

そして、ついにご対面〜!こんなに可愛らしい女性が書かれていましたよ♡

Mさ〜ん!ありがとうございます!どのPOPも商品への愛情がこもっているし、Mさんの遊び心や丁寧さが溢れ出していて、楽しくお買い物しちゃいました♪

 

この後、POP本を持って追いかけて来てくれて、ちゃっかりサインしちゃいました♪ まさか、こんなに嬉しい出逢いがあるとは!

販促を学べて、楽しいお買い物ができる!そんなドライブイン「赤かぶの里」は超おすすめスポットです!ぜひ観光がてら行ってみてくださいね〜♪


この写真、見て見てーー!

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上:2016年8月25日
下:2017年8月25日

 

ちょうど1年前に、観音寺商工会議所の合田さんと、日下さんの「楽屋」で市場で仕入れたばかりの新鮮な魚を使った朝食をいただいた際の思い出の一枚!日下さんと私は髪型が変化して、合田さんは変わってな〜い♪笑

 

ちなみに、今回はこんな幸せな丼をいただきました!わざわざ言わなくても伝わりますよね。超ーー美味しかったです!!

濃い色のたまごは讃岐コーチンだって!たまりませんね!日下さん、ありがとうございました!

さて、お腹も満たされたところで、6つのお店の販促相談へ出発!その中から3つをご紹介しますね!

 

まずは、ダイエークリーニングさん。私がこれまで見てきた中で一番読みやすいのが大谷さんの書く販促物と言っても過言ではありませんっ!

 

大谷さんは男性なんですが、この丁寧に書かれた文字を見ただけでも、丁寧にクリーニングしてくれそうだなぁ〜、って思えますよね。

最近POPを書いた右側の商品は、年10個しか売れなかったのに、一ヶ月で20個も売れているらしい!

今回の相談会で、クリーニング屋さんが「こだわる男の秘密基地」になるというアイデアが!? 今後のダイエークリーニングさんの進化に目が離せません!

そして、午後に伺ったお洋服屋さんのFUJITAさんはお母様と息子さんにお会いしたんですが、衝撃を受けました!

 

定期的にニューズレターを発行されているんですが・・・

この表紙絵はすべて、オシャレ好青年の息子さんが書かれているんです!

こんなすんばらしい才能を持ちながら、めちゃくちゃ謙虚なお方。私だったら「見て見て!私が描いたの!素敵でしょー!?」って大声で自慢しちゃう!笑

 

お客さんの中には、藤田さんが描いてることを知らずに、事実を知ってビックリされる方もいるんだそう。

上の4枚の色づけは「コピック」を使っているらしい!凄すぎる!私のコピックちゃんたち、なんかごめんよ。笑

 

この帽子を被ったキャラクターは、藤田さんのおばあちゃまなんですって。いろんな物語があって、それをイラストにしているんですって。はぁ、なんて素敵なのかしら。

キャラクターの詳しい物語や、このニューズレターの制作風景、そして藤田さんやお母様のことなど知りたくなりますよね!藤田さん、ぜひブログなどで伝えてくださいね〜。

 

お母様は、毎日ブログを更新しているのですが、「マネキンよりも、お母様がお洋服を着てお顔だしをされるといいですね」なんてお話をしたら、さっそくその日のうちに顔だしブログが更新されていました!即行動!最高です! ⇒ ブログはこちら

 

そして、夕方に菓子処 坂口屋の藤村さんの販促サポートのため、豊浜サービスエリアのお土産コーナーへ。ここでは人気商品「銭形どら」が販売されています。

売場後方で、藤村さんと商品に目をやりながら話をしていると・・・

 

売場をチラッと見たり、商品を手に取って、パッケージを引っくり返したり、販促物を凝視したり。そのままカゴに入れたり、手に取った商品を売場に戻したり。一周まわってまた売場に戻ってきたり。

 

お客さんの素の行動を見ているだけで、かなりたくさんの気付きが得られました。何より「ああ、もっとこんなPOPがあったらよかったな!もったいないな!」ということがよくわかりました。

こんな風にお客さんの行動をじっくりみるって大切なことですね。いや、むしろ絶対にみなくちゃいけない!!

 

なんだか私の方がいろいろ気付かせていただいたのかもしれない、いい機会でした!お会いできた皆さま、本当にありがとうございます〜!


販促を考えるとき「何を伝えるか?」も大事ですが、それだけでなく「買いやすいか?」も一緒に考えましょう。

学生時代に格安ツアーで台湾へ行ったときのこと。現地に到着するなり、ツアー参加者みんなまとめてバスで土産屋さんに連れて行かれ、試食が次から次へと出てきました。

 

食べていると、商品名や値段が記載された日本語の商品リストを渡されるので、気に入った物に数量を書けばお店が用意してくれて、お茶を飲みながら会計して、荷物はバスに積んでくれる、というパターン。

私はこれから色々買い物をしたり、遊びに行きたかったから、そこでは美味しかった最小限のお土産だけを買ったんだけど、その場にいたほとんどが50代以上。それはもう、大量に購入していました!

 

30代の今ならその気持ちがよくわかります!お土産はササッと買って、安心して旅行を楽しみたいんですよね。

自動的に得体の知れないお土産ショップに連れて行くのはアレだけど、「買いやすさの提供」というこの仕組みは参考にすべきですね!

 

試食をして、棚から商品を選んで、カゴに入れて、レジに並んで、袋が何枚欲しいと伝え・・・って、面倒臭いんですよね。ましてや飛行機移動で疲れているし。

だから、こんな風に買いやすい仕組みを作ってくれると、すごくありがたい。「こんなに買うと重いからやっぱり減らそう」とか、考えないから、ついつい買っちゃうし。

 

もし、旅館やホテルだったら、お部屋にお土産紹介のご案内と注文用紙があって、スタッフに手渡すだけで商品を用意してくれたり、小売をしている飲食店だったら、美味しいと感じたものはテーブルの上でお土産を注文できたりしたらラクですね。

 

実は、これを試して大成功した事例があります。

朝食が美味しいと評判の、甲府の湯村ホテルさんです。

気に入った食べ物が、すぐ隣の売店で買えることに気付かないお客さんが多いので、手書きで注文リストをつくりました。その結果、売店売場がおよそ1.4倍に!

 

このように、いかに手軽にお買い物してもらうか?ということも、お客さんの立場で考えましょうね〜!

 

あっ、よかったらこちらも見てみてください〜!5年前の台湾記録⇒「台湾に学ぶ販促」ひたすら食べ歩きの記録⇒「台湾の夜市

あぁ、また行きたくなってきた〜!