チラシやPOP、SNSなどあらゆる媒体で発信する前に考えておくべきことがあります。

 

1.伝えるべき相手は誰?

2.何を伝える?

3.どんな行動をして欲しい?(目的)

4.その先にどんな販促を準備する?(★販促シナリオ)

 

これがなければ、その販促物は無意味なものになってしまいます。イメージしやすい例で解説しますね。

 

補聴器の販売イベントを伝える販促物をつくる場合、コスト削減のためはがき1枚で告知しようと、小さな文字で必要な情報すべてを詰め込んだら……肝心な高齢の方には読みづらい販促物になるでしょう。

住宅会社がスーパーのチラシのように「A物件〇千万円、B物件…」と羅列しても、たまごやニンジンを買うように来店してはもらえないため、まずは見学に行きたくなる情報を伝える方が効果的でしょう。

それから、駅前の飲食店で「おひとりさま大歓迎」とブラックボードを出したとして、店内のメニューが大皿料理ばかりだったら……おひとりさまの不満につながるでしょう。

 

4番の「その先にどんな販促を準備するか?」は、お客さまの「行動」をしっかりとイメージしながら、「販促シナリオ」を描いていくことが重要です。

すべての発信の前に、この4つに対しての答えを考えてみましょう。

 


例えば、具がぎゅうぎゅうに詰まったサンドイッチのPOP。中身に注目して欲しければ、そのまんま「見て見て!」と伝えましょう。

商品に興味がなかったお客さまも、POPを見れば思わず足を止めて「あら!すごいボリューム!食べてみようかな」と気持ちが変わりそうですよね♪

 

こちらの黒豆が入ったきんつばも、「黒豆がゴロゴロ入っているんだよ」ということを「見て見て!」という呼びかけと、大きな写真で伝えています。

注目して欲しいところがある商品にはぜひ【「見て見てPOP」+ わかりやすい写真】で伝えてみてくださいね♪

写真はとにかく大きめに。まわりを綺麗に切り抜いてPOPに貼った方が目を惹きます。

 

サイズの大きさを知って欲しい場合は、このように手のひらなど比較するものと一緒に撮影した写真を使うと伝わりやすくなります。

新たな発見があって、売り場を歩くのが楽しくなる「見て見てPOP」ぜひ作ってみてくださいね♪


五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を掻き立てる伝え方は販促においても効果的。

「この焼きとうもろこし、焦がしバター醤油の香りがたまらない!」

「触った瞬間に眠気を覚えるような、超気持ちい〜いモフモフ毛布です♪」

「朝起きた瞬間から元気になれる!ビビットな柄カーテンが人気なんです!」

 

このように、実際に食べたり、触ったりしなくても「あぁ、こんな感じだろうな」という想像ができますよね。

 

「この商品があればこんな体験ができる」「こんな生活が送れる」など、想像してもらうことで「欲しい」を生み出すことができます。

 

まるで再現VTRを見てもらっているかのようなレベルで、想像力を掻き立てる伝え方をしてみましょう!