最近手書きPOPを見かけるようになったコンビニですが、まだまだPOPを活用していない、できていないお店の方が多いですね。

ところでなぜコンビニにPOPが必要なのでしょうか。その理由は・・

 

新商品が多く、滞在時間が短いこと!

 

ほぼ毎日コンビニに行っている私も「また変わってる!」とビックリするくらい、コンビニは次々と新しい商品が登場します。

新しい商品を見ると、気になるものの悩むんですよね。どんな商品かわからないし、失敗したら嫌だから。

こうして悩んでいるうちに「でもなぁ〜、余計なカロリーを摂取するより我慢した方がいいか」「そういえば家にまだストックあるからやめておこう」と冷静になって「買わない」という選択肢を選びがち。

 

そこに手書きPOPがあると、深く考えずにパッと手が伸びるんですよね。

メーカーや本社がつくったPOPは「広告」だから景色の一部となってスルーしちゃうんですが、プロっぽくないお店の人の字だとついつい読んじゃうんです。

 

コンビニは滞在時間が短いので、目的の商品だけを「パッと買ってサッと帰る」人が多いのですが、手書きPOPがあれば「ついで買い」につながりやすくなります。

 

だからコンビニPOPはあまりダラダラ長文を書くより、サクッと読めるくらい、キャッチコピーのみでもいいかも。

 

人は本来お買い物するのが楽しい生き物。POPでそんな気持ちをツンツンつついてくださいね〜!


昨年、台湾に行った際、日本のコスメショップで台湾版の手書きPOPを発見。既製品の専用カードに書かれていて、「スタッフおすすめ」というPOPパーツもありました。

日本も台湾も若い女の子の文字が同じ感じなんですね〜。なんだか、微笑ましい!

こういう可愛い文字を書きたい!という方が多いので、私がいつも使っているテクニックを紹介します。プロッキーが使いやすいのでおすすめ。

 

方法はいたって簡単!普段はこんな感じでペンを持つと思うんですが、ちょっと持ち方を変えます。

下の写真みたいに、真ん中らへんを持ってペンをめちゃくちゃ寝かせて書きます。ペンの腹で書く感じ。

文字を読んでもわかりづらいと思うので、実際にやってみてください。コツを掴めば結構簡単です!

 

それから、「文字が苦手!」という方の文字の書き方を観察すると、焦ったようにサッサと文字を書いてしまう人が多いです。

 

慌てなくていいので、文字は終わりが雑だとすべてが雑に見えてしまいます。一画一画ゆっくりと、最後はグッと力を入れてしっかり止めると丁寧に見えます。

 

「不器用」と「雑」は違います。上手じゃなくても、丁寧に心を込めて書けば、相手に伝わる魅力的な文字になります。むしろ、手書きPOPでは不器用だけど頑張って書いている文字の方が効果的な場合も多いです。

 

こんなこと言う私も文字が下手でコンプレックスでしたが、だからこそ雑にならないように、丁寧に書くことを心がけています!ぜひ、お試しくださいませ〜!


東京でパン屋さん向けのPOPセミナーを開催しました!参加者さんから「商品全部にはPOPをつけない方がいいの?」という質問があったので、逆にこんなことを尋ねてみました。

 

「お店に並んでいるパンで、何のこだわりもなく、何の想いも込められていない商品は一つでもありますか?」ーー答えはもちろん「NO」

 

それならば、すべての商品にPOPを書いた方がいいですね。いくら全商品にPOPが付いていたとしても、お客さんは自分の興味のある情報しか目にしません。その辺はあまり心配しなくても大丈夫です。

 

ごちゃごちゃさせるのは嫌だな…という方はこちらをご覧ください。

ゴチャゴチャさせずに手書きPOPをたくさんつける方法は?

 

さて、4時間のPOPセミナー終了時には、参加者さんによる素敵なPOPがズラリと並びました!

くぅーー!食べたい!!

 

こんなに美味しそうなパンたちなのに、商品名と値段だけのプライスカードだけだったら、パンがかわいそうですよね。伝えなきゃ、もったいないんです!これからも継続してくださいね〜。

 

ところで・・食品関係のPOPセミナーは、終わった後めちゃくちゃお腹が空くんですよね。笑

 

ということで、主催の日清製粉の担当さんたちと美味しい時間を過ごさせていただきました!

こちらのお店でもたくさんの販促ヒントを見つけることができたので、またブログで紹介しますね〜。