ちょっと前のこと、出張先で旦那のお土産にお酒を買って帰ろうかと2軒のお店に入りました。

 

一軒目は、ずらりと並んだ商品にプライスカードが付いていて、何を買ったらいいのかわからずお店をとりあえず一周してみると、お店のスタッフさんがアレコレと商品の紹介をしてくれました。

勧められた商品を断るのは何となく気まずいな〜、と思いながらも、イマイチ決め手となるものがなく、他の商品を見てみたかったので一旦お店から出ることに。

 

次に入ったお店は、商品一つ一つに丁寧な手書きPOPが付いていて、それを読みながら数点の商品に興味を持っていると、お店のスタッフさんが「その中でしたら、もうここに出ているだけになってしまった限定のこちらがおすすめですよ〜」と教えてくれました。

同じ「話かける」という行為でも、興味を持つ前に話しかけるのか、興味を持っている最中に話しかけるのかで、印象がずいぶん違うと感じました。

 

POPがないと結局商品の基本的な説明をしなければならなくなり、興味を持ってもらえる前に「ゲッ!お店の人が話しかけてきた!売り付けられる!逃げなきゃ!」という気持ちが、お客さんの中で働いてしまいます。

私の友人は、洋服を買いに行っても、雑貨屋さんに行っても、どこに行っても、お店のスタッフさんが話しかけた瞬間にあからさまに逃げていきます。笑

 

でも、POPなどによって自主的に商品に興味を持った状態で、スタッフさんが話しかけると、それは「アドバイス」のようにありがたいものに変わります。この違い、大きいですよね!

 

「お声がけするとお客さんが逃げていくの…(涙)」という方は、ぜひ接客の前にワンクッション、POPを入れてみてください。