大阪出張の帰り道、ちょっぴり京都へ寄り道下車。京都駅の伊勢丹7Fにある美術館「えき」KYOTOで開催中のミュシャ展へ行ってきました。

館内は全作品撮影OKでした!貸切レベルで空いていたので、ここぞとばかりにじっくり間近で鑑賞できました。

 

ミュシャは細かな描き込みが多いので、パッと見では気づかない部分に遊び心があったり、美しくデザインされているので、こうして周りを気にせずに一点一点凝視できて嬉しかった!

印象的だったのが、ミュシャが16〜17歳の頃に使っていた生徒手帳。

もし自分だったら、青春時代の手帳に残したメモが全世界に公開されたら、やめてーーー!超恥ずかしい〜!って感じですが、さすがはミュシャ。おしゃれすぎる!

才能あふれる若き日の手帳を覗き見でき、ホクホクでした。

それから、面白かったのがこちら。初夏秋冬を表しているんですが、ある「間違い」に気づきましたか?

出版社のミスで「→秋→冬」と間違えて印刷してしまったのですが、ミュシャはそれを了承したのだとか。

印刷会社に勤めていた私からしたら、お腹が痛くなって青ざめてしまうエピソード……笑  ミュシャの寛大さに好感度アップです!

 

実家のリビングにも飾られている絵だったので、さっそく知ったかぶりで母親にLINEをして蘊蓄披露しました。

 

展示の中には、ミュシャが手がけたお菓子缶のパッケージも。こりゃパケ買いしちゃいますねーー!

他にもお皿や香水、アクセサリー、紙幣、有価証券、切手などなど、ミュシャが手がけたアレやコレが。

下のポスターなんて、淡いピンクにシルバーの星が散りばめられていて、完全に今どきの「かわいい」デザイン!130年前のものなのに、古さがまったくないのがすごいですよね。

こちらも、今どきのゲームのキャラクターとして普通にありそう!

たぶんミュシャが今の時代に生きていたら、日本のアニメとか好きだったんじゃないかな〜??

 

これまでミュシャの作品は綺麗すぎて、なんとなく苦手でしたが、ふとした瞬間を優しい目で見つめていたのだろうなと感じる、後期の作品がすごくよかった!

食わず嫌いせずに、大阪の駅のポスターで見つけて、なんとなく気になったからフットワーク軽く行ってみてよかった!これからもスキマ時間に全国各地の美術館巡るのだーー!

 


山梨県下部温泉郷の古湯坊 源泉舘さんでは、毎月お馴染みさんへお便りを発送しているのですが、そこに同封するために「あるご案内」を作成しました。

 

タイトルはズバリ「切なるお願い」です。

今年の冬は厚着をして暖房を控えめにしたり、こまめに電気OFFしていたのですが、それでも自宅では電気料金が爆上がり。

 

二人暮らしの自宅でもこれだけ値上げを実感させられているのだから、24時間フル稼働の宿泊施設はもう悲鳴ですよね……。

私はこれまでホテルに宿泊する際、アメニティを持参したり、交換用タオルだけドアノブに掛けてもらい「清掃不要」にすることが多かったのですが、それに加えて今は電気も最小限にするように心がけています。

 

「自分のお財布からお金が出るわけじゃないから」「宿泊料払っているから」ではなく、相手への「おもいやり」が大切。

 

今では大抵の人は満ち足りた暮らしをしています。お風呂に入るために薪をくべるような不便な時代に比べたら、「至れり尽くせり」はすでに手に入れ、日常で十分満喫しているんです。

だから、今度はその先に進んで、「想像力を育てて、おもいやりの心を持つ」の段階に移行していきたいですね。そちらの方がずっと豊かです。

 

今、あらゆるものが値上げして、苦しんでいるのは誰もがわかっていること。だから、源泉舘さんのように、恐れずに協力して欲しいと伝えるべきだと思います。

 

そのためにも、こうした正直な気持ちを打ち明けられる関係性を日頃から育んでいくのもとても重要ですね!

 

一方で、お客さま側もよく見ています。時々お店の発信を見て「これってSDGsに便乗してただ手抜きしているだけでは!?」と感じることはありませんか。その原因は、他の部分でも手薄になって不満を招いていたり、配慮不足が目についたりして、見抜かれてしまうからだと感じます。

 

気をつけなければならないのは、お客さまに求めるのと同じように、お店側もまた「お客さまと誠意を持ったお付き合いをする」ということです。当たり前のことですけどね。

エコと配慮不足は別問題。お客さまに満足して喜んでもらうために努力を惜しまないことは大前提に、伝えるべきことはしっかり伝えていきましょう〜!

 


昨日は大阪で、電気屋さん向けに販促シナリオと販促の基本をお伝えするセミナーを行ないました。

 

大阪・京橋駅前のツイン21に到着すると、懐かしさが込み上げてきました!POPにレター、チラシなど、数々のセミナーを行なってきたここツイン21で行なってきました。

私、この仕事ができて幸せだぁーーー!!

電気屋さんの奥様方に再会できるのもとても嬉しかった〜!

 

実際に電気屋さんが作成した販促物にアドバイスを行なったり、「私が電気屋さんだったらこんな販促をしたい!」というアイデアを盛り込んだり、セミナー準備も楽しい時間でした♪

セミナー後半には、自分のお店の販促シナリオづくりを行なったのですが、このワークの中で大切なのは、現状の販促を把握することです。

 

今どんな販促をしているのか?もったいない販促はないか?もっと効果を発揮できる工夫はないか?を考える機会はとても重要。

 

「この時期になると毎年こういうイベントやってるから」「ずっと前から年末にはカレンダー配っているから」

 

このように「なんとなく続けている販促」に目を向けることで、無駄をなくし、効果を最大限に発揮させることができます。

それにしても、街の電気屋さんの取り組みを見ていると、家電ではなく地域に暮らす人々の安心な暮らしや快適な暮らしづくりをサポートしているんだな、と感じます。

 

だからこそ、「売ろう!売ろう!」の発信ではなく、安心して相談したり、助けを求めたりできるような、寄り添った伝え方が大切なんですよね♪

 

今回のセミナーが、そんな素敵なお店づくりのためのお役に立てたら嬉しいなぁ!