先日、ある本屋さんでこんな面白い売場を発見!

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通常、本がズラリと並んでいるはずの本屋さん。しかし、並んでいたのは・・・薬袋?? ここは、まるで薬屋さんのようです!

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よく見てみると、症状が書いてありますね。どうやら、こちらは「退屈な日々にうんざり」している方に処方される薬みたいです。

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薬袋もこんな感じ!本のパッケージが見えなくても、症状(目的)で本を選ぶなんて面白いアイデア!“その商品によって得られるもの”を示すことで、お客さまの「欲しい」を造り出すのが、売れるPOPの王道パターンですが、この処方箋販促は、まさにコレ♪

 

商品である本を薬袋の中に入れて、完全にパッケージを隠してしまう大胆さも素敵です!

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お目当ての本があって本屋さんへ行くこともありますが、本屋さんへ行くことの一番魅力といえば、やっぱり出逢い。新しい知識や世界との出逢いを求めて、本屋さんをウロウロするものですが、こんな出逢いの場づくりもあるんですね!

 

楽しい販促のヒントを見つけて、ホクホク気分でネタ帳の一ページを更新しました。皆さんも、外出先で様々な面白販促を探してみましょう♪


「あの人はアイデア豊富で羨ましい」
それは、生まれ持った“才能”のように思えるかもしれませんが、平等に与えらるものです。

 

私の紹介するチラシやパンフレット、それからPOPも、様々な販促物のアイデアは、天から降ってくるのではなく、毎回引き出しから取り出しています。つまり、引き出しの多さで、どれだけ素晴らしい販促物がつくれるのかが決まるのです。

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私は普段から引き出しを増やすために、いろんな販促物を手にとって、ピンとくるものがあれば、持ち帰るか写真に残して保管します。例えば、写真右下、デルタ航空の数字パズルは、機内食のパッケージの裏面です。

 

使用済みになれば即捨てられてしまうものだって、アイデア次第で人を楽しませるツールになります!このパッケージが教えてくれた“遊び心”は、間違いなく今後の販促物に役立つので、今でも大切に手元に置いてあります。

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デザインも同じです。

形や色使いがおもしろいもの、素敵なレイアウト、紙質、文字、文章などなど。気づきがあったものは、必ず残します。触れて・視て・感じて・分析して・蓄積する。この5つのステップで、引き出しは豊かになって、次につくる販促物はさらにバージョンアップしていきます。

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パンフレットや封筒の用紙だって、たくさんの種類があることを知らなければ、今この瞬間に引き出しの中に蓄積されているものだけでしか作れません。安い早いのネット印刷もいいですが、たまには地元の印刷会社さんの話を聞いてみましょう。紙の種類の多さにビックリしますよ!

 

アイデアも、印刷物のクオリティーも、手書きPOPの文章も、すべては“才能”ではなく、“これまでの蓄積”です。たくさんの物事を、意識して蓄積してくださいね。


楽しみながらPOPを書いていますか?今回はニヤニヤが止まらなくなる、楽しいPOPの書き方をご紹介します♪
それでは食器屋さんを例に、さっそく妄想スタートです!

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——あるところに、30代前半の独身女性が住んでいました。その女性は、インスタントラーメンを鍋で直食べする一方で、いい加減こんな生活から抜け出して、いま流行りの“丁寧な暮らし“ってやつをしてみた〜い♡と考えていました。

 

こんな感じで、ある人物の妄想ストーリーを考えます。次に、この主人公に向けて、POPを書いてみましょう!

 

丁寧な暮らしに憧れていると言っても、インスタントラーメンを鍋で食べる人に、イキナリ気合いの入った夕食を作ろうってのはハードルが高過ぎますね。まずは、手軽なところで、“丁寧な朝食”から始めるのがいいでしょう。

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POPを書いたのに効果が出ないという方は、商品と向かい合ってPOPを書いている場合が多いんです。それでは「買って、買って」な内容になり、お客さまに敬遠されてしまいます。

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POPを書く際に向き合うのは、目の前の商品ではなく、お客さま。お客さまのリアルな生活を思い描くことで、商品がその生活にピタリと合う場面を発見でき、お客さまが反応せずにはいられない伝え方ができるのです。

 

あ、ちなみに、POP効果で木製プレートは即完売してしまいました!楽しい妄想をすれば、嬉しい結果も出て、POP制作が更に楽しくなりますよ!

 

そんな妄想ストーリーからつくられたPOPが楽しめるのは、神奈川県大和市の【自然美】というお店。POP設置後、お店の売上げがかなりアップしているみたいなので、ぜひ販促のヒントを見つけに行ってみてくださいね!