POPセミナーでいただくことが多い質問TOP5に入ってくるのが、今日のブログタイトル。

「すべての商品にPOPつけてもいいの?」と聞かれたら、私は「もちろんです!」と答えています。

 

その理由は、魅力のない商品やここに存在していることに理由のない商品なんてないから!

 

もし、よくわからないけど適当に発注して並べている商品があるならば別の話ですが、そんなことは基本的にはありえませんよね。

 

だから、POPなどを通じてその商品の良さを伝えることは、商品に値札をつけるくらい、ごく当たり前のことだと思っています。

それをお伝えすると、次にいただくのが「全部の商品にPOPがついていたら、お客さまは迷わない?」という質問。

 

これに関しても「大丈夫です!」と私は答えます。

 

下の画像は、先日源泉舘さんで作成した「湯あみ」のPOPです。

男性用・女性用A・女性用Bの3種類あるので、すべてにPOPを書きました。このPOPを見た女性のお客さまは、AとBの特徴や値段などを「比較して選ぶ」ことができますよね。

 

POPがない状態では「わからないから困る」という状態ですが、POPがあれば「比較して選ぶ」ことができるんです。

 

それから、人は自分にとって興味のある情報にしか目が行かないんです。

 

ついさっき立ち寄ったコンビニやスーパーのレジ前にどんな商品が並んでいたか、思い出せる人は少ないでしょう。

 

だから心配しなくても、全部の商品にPOPをつけたところで、「こんなにPOPがあって読みきれないわ!」という状態にはならないのでご安心を!

 

もし、売り場がごちゃごちゃしてしまいそうで……と不安な方は、下の記事を参考にしてみてくださいね♪

ごちゃごちゃしたPOPをなんとかしたい!と思ったら


こちら、パナソニックのジェットウォッシャーのPOPなんですが、ふきだしの文字にご注目!

文字をデコることで、より伝えたい情報を強調したり、POPそのものを目立たせたりする効果があるんです!

 

デコり方はとっても簡単。一度太いペンで書いてから、それより細いペンで文字を太らせたり、線をプラスしたりするだけです♪

これは、ちょっと気持ち悪さを出すことで、思わず見てしまう文字にしてみました。

おまけにイラストは、プロッキーの太ペンで線をガッツリ太く書くことで、これまた目立つようにしています。

文字のデコレーションはワンパターンではなく、伝えたい内容によって変化させられるように、バリエーションを増やしていけるといいですね!

 

例えば下のPOPは、「お肌がボロボロ」ということを伝えるために、カサカサに墨がなくなった筆ペンで「かすれ」を出して書いています。

「バリエーションなんてどうやって増やすの?」という方は、日頃からいろんな販促物やデザインをじっくり観察してみましょう!あっという間に引き出しが豊富になりますよ〜!


これは、出張三昧だった昨年の夏に買ったものの写真です。

月曜の朝、山梨から東京へ向かい、品川でセミナーをしたあとは、大阪、つくばと予定が控えていて、電車に乗る前に駅のコンビニで選んだのがこの2つでした。

 

いつもはグミなんて買わないし、お茶も十六茶とか爽健美茶とかを選ぶので、滅多に買わない2つを買っていました。

 

どうしてこれを選んだかというと、グミは「日常で感じる疲労感を緩和」という文字を読んで「出張中、疲れたら食べたいな♪」と思って購入。

 

特茶は、「体脂肪を減らすのを助ける」という文字から「出張でたくさん歩いて脂肪を燃焼するぞ!」と意気込んで、いつものよりちょっと高めだけど奮発して購入。

普段は選ばないけど、「気合の朝」だったので、私はこの2つを選びました。

 

このように、私たちは、常に同じものを選ぶのではなく、その時の気分によって買うものが変わります。仕事を頑張った日は、特売のお肉より高くてもいいお肉を食べたくなりますよね。

 

でも、もしパッケージやPOPに何も書かれていなかったら、私はグミを食べようとか、ちょっと高いお茶を買おうだなんて考えませんでした。

 

潜在的な今の気分と目にした文字とがピタリと重なって「欲しい!」になったんです!だから、伝えることはとても大切ですね!

 

それから、そんなことに気付けるように、時々自分が買ったものをテーブルに置いて「購入した理由」を探ってみてください。きっとそこには販促ヒントがたくさん詰まっているはずですから!