販促部の仕事はこれまでの印刷会社の価値観をひっくり返すものでした。

 

というのも、これまでのチラシの価格付けって、色数、用紙、加工など、印刷会社としてかかる原材料費に利益をプラスする方法だったんですが、販促部になってからは違います。

 

もちろん、原材料費は加味するんですが、それよりなにより、価格の中で大きな割合を占めるのが「提案費」です!

飲食店で例えるなら、ただフルカラーのメニューをつくるのではなく、利益につながるメニューをつくる。これこそお客さんが求めていることだし、私たち印刷会社の存在意味があるものづくりですね。

 

 

ちなみに、この頃から格安印刷を売りにする「ネット印刷」がちょこちょこ広がりつつあったので、いい転換期だったと思います。

 

さてさて、販促部として日々経験を積んで、印刷物もより複雑で脳みそを使うものになっていったので、私だけでなく、デザイナーや印刷チームにも言われた通りではなく、「どうしたらお客さんにとって最適なものができるか自分の頭で考えて提案する」ことが求められるように。

そんな中、当時外部コンサルで社内研修を行なっていた方から、販促部のメンバー全員に「販促とは?」というテーマで社内プレゼンをせよ!という課題が与えられました。

 

その結果、私が考えたプレゼンが一番伝わりやすかったようで、全部所や地元の大学生たちに販促ってこういうものだよ〜という話をするように。

 

このとき、難しいことを簡単に伝えることのおもしろさや、飽きさせない工夫をすること、伝えることって意外と得意なのかも!ということに目覚めていきました。続く〜!