ふと思い出しました。もう何年もずっと通っている洋服屋さんの前に、同じようにずっと通っていたお店がありました。

私は好みがはっきりしているし、サクッとお買い物をしたいので、いろんなお店をまわるよりも、一軒お気に入りを見つけるとずっとそこに通うタイプ。

 

20代の頃に通っていたその洋服屋さんは、当時の私にはちょっと値段が高めでした。でも、素材がよかったし、なかなかないデザインが素敵で、ほとんどの服はこのお店で買っていました。

この日もお店で商品を試着したんですが、ちょっと値段が高かったのでカフェでお茶しつつ、買おうかどうしようか悩むことに。一息ついて、ついに買うことを決意して、再びお店に戻ると・・そこにいたのは先ほど試着を手伝ってくれた方Aさんとは別のスタッフBさんでした。

 

Aさんは休憩中で出てしまっているということで、代わりにBさんにお会計をお願いすることに。

 

その最中にAさんが戻ってきたんですが、私が先ほどの商品を買おうとしているのを見るなり、慌てて走ってきてBさんを強引にレジから引き離し、睨みつけて嫌味を言ったんです。ひえええーーー!!!!!

 

Aさんが満面の笑みでお見送りをしてくれている後ろで、Bさんは小さくなって泣き出しそうになっていました。Bさんに悪いことをしちゃったな〜と後味の悪さをずっと感じてしまって、新しい服やブーツを買った嬉しさなんてどこかに行ってしまいました。それ以降あのお店には行っていません。

 

今通っているお店はスタッフさん同士がとても仲良く、一人のスタッフさんと会話をしていても、そのスタッフさんが別のスタッフさんを呼んで、みんなで会話が盛り上がります。

 

リアル店舗だから、なおさら商品だけ買いたいわけではなく、楽しい気分を味わいに行くんですよね〜。スタッフ同士仲がいいというのも、すごく大切な「販促」なんだろうなぁ!

「行きつけのお店に行かなくなった」というエピソード、みなさんにもありますか? その理由を考えてみると、大切な気づきが得られるかも。ぜひ聞かせてくださいね!

 


自分の旅館に使命を持って「日本一宣言」をしよう!ある温泉街で過去にそんなセミナーを行なったことがありました。

・何もせずダラダラできる宿日本一

・お風呂に入ったら日本一みーんな友達になれる旅館

・じいちゃんばあちゃんが日本一元気になれる宿

 

などなど、各々現在の魅力や得意なことの延長線上に「日本一」を見出して使命を書き出しました。

 

こうすることで、

何もせずダラダラできるようにこんな商品も取り揃えよう!

お風呂で仲良くなれるように、こんな張り紙をしてみよう!

じいちゃんばあちゃんが元気になるために、こんなイベントをやってみよう!

といったアイデアが湧いてきます。

それだけではありません。「うちは温泉旅館です。料理も接客も頑張っています。」という状態では、他との違いがわからず、ライバル(敵)だと感じてしまいがちですが、互いに使命を持ち発表し合うことで「お隣さんはライバルではない」ということにみんなが気づくことができました。

 

お店や会社に使命を持った瞬間に、同業他社はライバルではなくなります。そうすれば、安心して目の前の使命と自分のお客さんに対してエネルギーを注げるようになります。使命を持ちましょう。

 

過去に源泉舘さんのニューズレター用に書いた4コマが出てきました♪ 必見!


以前社内POPセミナーをさせていただいた、八ヶ岳PAに久々に寄ってみたら、売り場がすごいことになっていました!

 

今回はその中から、親切なPOPを紹介します♪ その名も、「お客さまに質問させないPOP」でーす!

ふとした疑問を、わざわざスタッフに聞かなくてもわかるように、手書きPOPで伝えているんです。

 

例えば下の冷凍のレアチーズタルトには、持ち歩き時間の目安や解凍後の賞味期限などが書かれています。これ、実際お土産を買うときに気になりますからね〜!

それから、売り場に商品がないから売り切れかな?とか、バラではなく箱買いできるのかな?と疑問を持つ前に、下のようなPOPがあったら親切だと思いませんか!

これなら売り切れかと思って買わずに帰るお客さまを防ぐことができ、チャンスを逃すこともありませんね!

 

店内にはこのようにきめ細かなPOPが充実していて、他のPAやSAよりも活気に溢れていてお客さんもたくさんでした〜!

 

お客さまに質問させないPOP。ぜひ増やしていきましょうね!