ちょいと前の話。電車の中吊り広告を見ていると、こんな文字に目がいきました。

 

「みんなが鬼買いしてる “安カワ♡高見え”服」

 

雑誌CanCam7月号のタイトルです。このタイトルの意味を当たり前のように受け入れている自分がいますが、冷静になって見ると、「鬼買い」「安カワ」「高見え」と、ほとんどが略語でできた、おもしろいタイトルですね。

 

日本語俗語辞書というWebサイトを参考にしつつ訳してみると、「みんなが鬼のように(狂ったように)買っている、安くてかわいい♡高く見える服」になります。

これでは長すぎるし、リズムが悪いので読みづらくなりますね。(ある意味、おもしろいですが)

 

雑誌のタイトルは、瞬時に「この一冊でどんな情報が得られるか?」を伝えて、興味を持ってもらうことが重要なので、このように伝わる略語を織り交ぜたタイトルがつけられるんです。この方法は、ブログタイトルや販促物の見出しなどにも使えます。

 

雑誌(特にファッション誌)の表紙には、短くても伝わる言葉がたくさん詰まっています。本屋さんに行って、ズラリと並ぶ雑誌の表紙を見ながら、なるほど〜な略語や、言葉のリズムに触れてみてはいかがでしょうか。

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ところで、表紙下の真ん中の「色ち買い」って言葉もおもしろ〜い!「色違いで買うこと」なんですが、わかりやすいですね。

 


郵便受けを開けると、可愛くて、嬉しいお手紙が!

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この他、Facebookやメールに「セミナーでの気付きを実践に繋げたら、楽しいことや嬉しいことが起こったよ♪」というメッセージをたくさんいただきました!一つ一つ、ニヤニヤしながら読ませていただきました♡ありがとうございます!

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京都のお手紙セミナーに参加してくれた、滋賀県大津市の足ふみリンパマッサージサロンの【Fuwatto(ふわっと)】の赤井さんは、商業界6月号で紹介した手書きチラシを、こんなに素敵に取り入れた『ふわっと通信』を実践!とっても好評だったようで、嬉しくなりました♪

手書きチラシについて詳しい記事はこちら

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しかも、セミナーをきっかけに、広報担当のモコちゃんという、可愛いキャラクターも生まれたそうです★どのお手紙やメッセージからも、売れたよ!反応が良かったよ!などの言葉と一緒に、「販促が楽しくなったよ!」という文字があることが嬉しい! 封筒からも、既に“たのしごと感”が伝わってくるし!

 

「結果を出そう!反応がいい販促物をつくろう!」この気持ちは当然あると思いますが、まずは基本を押さえて「楽しむ」ことを意識してやってみましょう!結果や反応は自然とついてきます♪ たのしごとしましょうね!


「あの人はアイデア豊富で羨ましい」
それは、生まれ持った“才能”のように思えるかもしれませんが、平等に与えらるものです。

 

私の紹介するチラシやパンフレット、それからPOPも、様々な販促物のアイデアは、天から降ってくるのではなく、毎回引き出しから取り出しています。つまり、引き出しの多さで、どれだけ素晴らしい販促物がつくれるのかが決まるのです。

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私は普段から引き出しを増やすために、いろんな販促物を手にとって、ピンとくるものがあれば、持ち帰るか写真に残して保管します。例えば、写真右下、デルタ航空の数字パズルは、機内食のパッケージの裏面です。

 

使用済みになれば即捨てられてしまうものだって、アイデア次第で人を楽しませるツールになります!このパッケージが教えてくれた“遊び心”は、間違いなく今後の販促物に役立つので、今でも大切に手元に置いてあります。

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デザインも同じです。

形や色使いがおもしろいもの、素敵なレイアウト、紙質、文字、文章などなど。気づきがあったものは、必ず残します。触れて・視て・感じて・分析して・蓄積する。この5つのステップで、引き出しは豊かになって、次につくる販促物はさらにバージョンアップしていきます。

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パンフレットや封筒の用紙だって、たくさんの種類があることを知らなければ、今この瞬間に引き出しの中に蓄積されているものだけでしか作れません。安い早いのネット印刷もいいですが、たまには地元の印刷会社さんの話を聞いてみましょう。紙の種類の多さにビックリしますよ!

 

アイデアも、印刷物のクオリティーも、手書きPOPの文章も、すべては“才能”ではなく、“これまでの蓄積”です。たくさんの物事を、意識して蓄積してくださいね。