「店内禁煙」

「一列にお並びください」

「クレジットカード使えます」

よくあるメッセージって、9割は「普通」ですよね。私はこういう仕事をしているので、こういう「普通なのが当たり前」なメッセージが違っている大興奮してしまいます!笑

 

それと同時に、「あ、このお店、遊び心があっていいな〜!ステキな人なんだろうな」と感じます。

 

先日セミナーが始まる前、主催者さんから「和幸」さんのとんかつ弁当が配られました。ガッツリ食べて大満足♪

 

でも、このお弁当、ただ美味しいだけじゃなく、こんなプラスαな伝え方をしていたんです。

「お早めにお召し上がりください」と一言だけなら普通すぎて何の印象にも残らないけど、この伝え方ならお店のこだわりを感じますよね!

 

メッセージを発信する目的は、〇〇してもらうだけではありません。どんな印象を持ってもらいたいか?どんな時間・空間を過ごしてもらいたいのか?

 

そんなことを考えながら、プラスαの発信をしていきましょう!そのために、まずは身の回りのメッセージに目を向けてみてくださいね♪


昨日は地元山梨で自動車関係のみなさま向けのPOPセミナーでした。

 

なんと、POP経験者は1名だけで、セミナー開始前には「難しそう!」「苦手!」なんて声も聞こえてきたんですが、本当に初めて!?というような伝え上手なPOPが並びました。

スーパーの食品や、ドラッグストアの日用品など、比較的安価な商品には「POPって必要だよね」となりやすいのですが、自動車や保険、住宅といった大きなお買い物にもPOPは必要!

だって、どんな商品だって、まずは知ってもらって、興味を持ってもらえなくちゃ始まらないから!

 

高額商品は「POPを見てすぐに買う」という流れではなく、「POPを見て興味が湧いてきたからお店の人に聞いてみよう!」という流れになりやすいです。

 

焦ってすぐに売上に結びつけようと押し売りすることなく、まずは興味をもってもらうための情報を伝えましょうね〜。


普段はJALに乗ることが多いんですが、米子空港に行くため久々にANAに乗りました。

 

飛行機に乗ると、出発前に必ず放送されるのが「非常用設備のご案内」ですね。いざというときのための大事な説明なんですが、こういう事前説明ってどうも退屈だったり、面倒くさい感じがしませんか?

 

でも、なんだか歌舞伎みたいな音声がするな〜と思ってモニターに目をやると、やっぱり「歌舞伎」でした!なんだか面白くて、ついつい見入ってしまいました。

これってまさに「注目してもらうための仕掛け」ですね。

 

いよいよ映画が始まる前の「ノーモア映画泥棒」のあの妙な動きをするビデオカメラと警察もそうですね。

特急電車の中で指で描いた割にうまく描けた!笑

 

飛行機が飛ぶ、映画が始まる、セミナーが始まる、といった、本題前の事前アナウンスはどうもお説教くさくなってしまったり、退屈に感じたり、なかなか集中して聞いてもらえません。

 

でもこれらはとっても大事な話!だからこそ、「違和感のあるもの」と組み合わせることで、興味を持ってもらうことができます。

海外の飛行機だと、ちょっと笑えるよう大げさな映像が流れたり、この機内設備のアナウンス映像は初めて乗る飛行機の楽しみだったりします。

 

実際、歌舞伎を用いた設備説明は、隣の席のご夫婦もモニターを指差して笑いながら映像を見ていました。

 

注意書きや必要な情報を聞いてもらわなければならないとき、ちょっと肩の力を抜いて、頭を柔らかくして、まずは興味を持ってもらえるように面白く伝えてみませんか~?