最近、寝具店さんのお仕事のため、羽毛についてちょこちょこ調べています。

羽毛は吸湿性・放湿性に優れているから、月2、3回はカバーをつけたまま天日干しした方がいいんだけど、普段は風通しのいい日陰に干せばOK。

 

でも、5年、10年使っていると、汚れがエライこっちゃに!5年ものの羽毛を洗浄すると、洗浄水が100%オレンジジュースくらいのオレンジに変色し、10年ものはおぞましいほどの焦げ茶色になるくらい、日頃の汚れが溜まっているのです。

ふとんのマツムラさんのチラシより

 

こうしてせっかくの「軽くてぬくぬく気持ちいい♡」という羽毛のよさは失われて、重くてぺちゃんこで、たいして温かくもない布団へと劣化してしまうのです。

 

そこで、甲府のふとんの白根さんや、奈良のふとんの中島さん、長浜のふとんのマツムラさんなどでは「丸洗い」や「リフォーム」など専門店ならではのメンテナンスをしています。約4,000円の丸洗いは、染抜き・洗浄・乾燥などを行なって綺麗な羽毛に大変身!

 

約3万円〜のリフォームは、羽毛を取り出して洗浄、傷んだ羽毛を取り除いて、減った分の羽毛を足して、新しい生地でつくってくれるから、フワッフワの新品同様に生まれ変わります。(詳しいお値段はお店に聞いてくださいね♡)

 

繊細な羽毛が傷つかないように丁寧に手作業で仕上げ、さらに一枚一枚対応してくれるので、自分の長年愛用して今後も長年愛用する羽毛が、他人のものと混ざる心配がありません。

値段には値段の理由があるんです。でも、その理由を伝えなければ「もっと安くやってくれる店がある!」とか「そもそもメンテナンスなんて必要ないんじゃない?」になってしまうんです。価値がわかれば、「高い」という概念はなくなります。

 

なぜそれが必要なの?

そもそも「それ」ってどんなもの?

それをすると、どんなイイことがあるの?

その値段に納得できる「理由」って?

 

これらを地道に伝えるしかありません!ブログで、SNSで、DMで、チラシで、日頃の接客で、あらゆる場所で伝えましょう。それが本当にお客さんのお役に立つ情報なら、「売り込みウザい」じゃなくて「教えてくれてありがとう!」になりますから♪

私自身、まったく寝具のメンテナンスについての知識がなかったのですが、調べて知っていくうちに、今年買った羽毛を大切にケアしなくちゃと意識するようになりました。

 

そろそろ秋冬シーズンお世話になった羽毛を仕舞う季節ですが、気になる方は信頼できるお店に聞いてみるのがいいかもです♪

 

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すごはん


20代前半の頃、販促のお手伝いをしていたスーパーやまとさんで、「ボイルモツ」というものが売っていました。まぁ、ボイルしたモツなんですが、その当時の私にとっては未知の物体!

一体何者だろうかと、ネットでレシピを検索してみたら、結構美味しそう!これは間違いなく私の好きなやつだ!笑

 

でも売場に並ぶ姿は、美味しそうとは言えない未知の物体。そこで、こんなPOPを付けることにしました。

ちょいキモな見た目をカバーするためにボイルモツ君というキャラをつくりました。みんなから「何コレ?」って言われて悲しんでいるというストーリー付き。

それで、こんな風にレシピを書いて、大量にコピーしたら「ご自由にお持ちください」と売場に吊り下げました。たくさんの人がレシピを持っていってくれて、ボイルモツの売上げは3.6倍に!

 

私がプロ級の料理上手で知識豊富だったら、ボイルモツを見ても何の疑問を持たなかったでしょう。知識がないからこそ、一部の人にとっての当たり前にも立ち止まることができます。

知識がないことを恥ずかしいと思わず、ふとした疑問は「きっと同じように考えているお客さんもいるだろう!」と疑問の答えを伝えましょう。目指せ、親切な売場づくり★


ラジウム泉で有名な不老閣さんには、全国各地から湯治のお客さんが大勢訪れます。体力が低下していても、つい「せっかく来たから」といって無理をして長湯をしてしまっては、身体に負担がかかり、逆に体調を崩してしまう可能性も。

 

特に、ラジウム泉の入浴は1回あたり長くても1時間までにした方が良いので(たしか…)、無理は禁物!そこで、こんなご案内をお風呂の入口に貼っていました。

不老閣さんはとても温かみのある旅館ですが、これではちょっと寂しい感じがしますね。目立たないので、そのまま気付かずにスルーしてしまうお客さんもいそうです。そこで、手書きにチェーーンジ!

パッと目立つように、黄色の紙に赤いフチ。「ご注目!!」のふきだしも枠から飛び出させてみました。なつかしの「ブサカワ猫」も登場。制作時間は12、3分くらいで、体温の伝わる注意書きになりました。

 

それから不老閣さんには、熱したラジウム石にラジウム泉を掛けて蒸気を発生させる「蒸気吸入室」があるんですが、ここにもよくお客さんがやりがちな行動に対しての注意書きを柔らかく伝えることにしました。

しっかり伝えることは伝えつつ、目を惹きつつ、体温を感じる注意書き。ぜひ取り入れてみてくださいね♪