POPを書き続けて6年。

自分の文字にコンプレックスを抱えていたし、一枚のPOPの中にバランスよく文字を入れるのが苦手で、どんなに頑張って書いても完成したPOPは「何だこりゃ…」な出来映えでした。

まっすー初期のPOP

上の写真は、初期の頃に全力で書いたPOP。センスのかけらも感じないけど、このPOPを設置したら、プリンの売上げが7倍にアップしました。それで、「売れるPOPは見た目的なセンスがなくても書けるんだ!」ということに気がつきました。

 

それから、文字POPを書き続けました。途中で、いつもPOPのお手伝いをしている源泉舘さんに「まっす〜、文字が最初の頃よりもうまくなったね」と言われたので比較してみると、かなり文字が変わっていることに気付きました!

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上の写真は、POPを書き始めて2年後のものですが、初期の物と比べて文字が読みやすくなっています。文字の大小のメリハリや、一枚の紙に収めるバランス感覚も身に付きました。

それから、書く人も見る人も楽しいPOPがいいな。と思うようになり、イラスト入りに進化していきました。上のPOPをリニューアルしたのが下のPOPです。

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そうしたらまた嬉しい変化が起きて、お客さまがPOPを見てこれまで以上に楽しんでくれるようになったんです。

 

「そうか!POPは買ってもらうだけじゃなくて、お客さんに楽しんでもらった方が、私(書き手)ももっとたのしごとになるんだな!」ということに気付きました。

 

その気付きは、さらにPOPを進化させました。

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上の写真のような、お客さんに参加してもらえる「仕掛け付きPOP」をつくったり、お店側の個性・キャラが伝わるPOPに進化していきました。

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こうすることで、お客さんはどんどん喜んでくれるようになったんです。結果的にさらに売上げもよくなっていきました。

 

楽しいから書き手も継続できるし、もっと楽しんでもらえるものを書きたい!と成長に繋がる欲求も湧いてくるんですよね。

 

10月に出版が決まった本のタイトルは、『売れる!楽しい!「手書きPOP」のつくり方』というストレートなもので、現場でPOPづくりをしている方を想いながら書いた本です。

 

POPの「書き方」ではなく、「つくり方」にしたのには理由があります。

 

単純に、売れるためにPOPはこう書くべし!っていうだけの本ではなく、私が経験してきたように、「楽しくてどんどん書きたくなる」という「クリエイティブさ」を大切にしたかったからです。POPの大事な基本 + POPが楽しくなるアイデアが得られる一冊になりました。

 

そう、私(すごはん)の目的は、「売れること」ではなく、いつもの仕事を「たのしごと」に変えることだから。たのしごとをすれば、売上げは一緒にくっついてきます。POPを通して、そういうことを伝えられた本に仕上がりそうです!

 

表紙のどこかに、まっす〜もさり気なく登場するので、楽しみにしていてくださいね。

 


愛媛セミナー終了後は、美味しい地元料理を食べに海鮮丸さんへ!予約席に座ると既にお皿が並んでいました。

 

「ん?ライチが先に出るなんて珍しいな」

 

そう思って、よ〜く見てみると・・・

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ぎょえーーーーー! ラ、ライチじゃない!何これ!怪獣の手!?!?!?!?

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このインパクトが強すぎる、得体の知れない物体に、京都の岸本さんも興味津々!
「これはカメノテですよ」と地元の兵頭さん。リアルに亀さんの手だと思った私はまた一段とビックリ!貝だと理解するのに時間がかかりました。

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ペリペリッと皮を剥くと、白い身が登場。恐る恐る食べてみると、カニのような甘みがあって美味しい!見た目とのギャップにまたまたビックリしました。

 

この味を知る前に、これがお店で「カメノテ」という名前と値段だけつけて売られていたら、まず間違い無く絶対に買わないだろうな〜と思いました。

 

皆さんの扱っている商品の中に、「こんなに良い物なのに、どうして売れないんだろう?」というものがありませんか?

 

それは、外側からでは真の魅力がわからない、「カメノテ状態」の商品かも知れません。POPや接客、チラシ、ブログ・・いろんなもので魅力を発信していきましょうね。

 

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すごはん


私が何のためのブログを毎朝更新しているかというと、仕事はじめに私のブログを見てくれた方が、「今日のコレは取り入れられそうだな!」と参考に行動することができて、それによって良い結果が得られ、いつもの仕事がたのしごとに変わって欲しいなと思うからです。

PC

「やってみたら売れたよ!」「こんなPOPが書けるようになったよ!」という声をいただくことが圧倒的に多いのですが、時々「私にはできそうもない」とか「やっぱりセンスが無いと無理ですね」という言葉をいただくことがあります。

 

パッと見て「これは無理だ」と思うのは真似する努力を怠っている証拠。そうではなく、全体を真似するのが無理でも、一部分は真似できそうだと考えて、行動してみることが大切です。

 

そうしないと、どんな重大なヒントが目の前に転がってきても「あれも無理、これも無理」になってしまいます。自分でもできる部分を見つける力、自分の商売に生かす力が身に付けば、あらゆる物事から常に行動に繋がるヒントが得られるようになります。

神様

それと、TTP(徹底的にパクる)という言葉もありますが、私は物を盗む意味でも使われる「パクる」という言葉がどうも好きではありません。

 

人のアイデアやノウハウを盗む(パクる)のではなくて、自分にとってそれが良いことかどうかを見極めて取り入れる(真似る)という気持ちが大切です。

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これは商業界の倉本長治さんの「商売十訓」の中でも紹介されている言葉で、上の画像は前回のブログでご紹介した小冊子の一ページです。

 

というわけで、このブログをあなたの「たのしごと」にお役立ていただけたら嬉しいです!無理だと諦めるための道具に使われると悲しいので、よろしくお願いしますね☆