「お客さまは何を求めているの?」

「もっとお客さまから好かれるお店になりたい!」

 

そう思ったら、まずは目の前のお客さまに目を向けてみましょう。

どんな質問をされた?

どんなことで困っていた?

何で喜んでくれた?

最近の関心ごとは?

うまくいかなかったことは?

 

何気ない会話や問い合わせの中に、ヒントがたくさん隠れています。

 

隣のお店のお客さまは、自分のお店のお客さまではないから、お隣さんのやっていることを真似しても目の前のお客さまが喜んでくれるとは限りません。

 

いつだって、自分のお店がやるべきことのヒントは、目の前のお客さまがくれるんです!さぁ、今日もお客さまの行動に意識してみましょう〜♪

 

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他人と比べて焦るのは軸がないから


ここのところ日中はぽかぽかと日差しが暖かく、もう春がきたみたいで嬉しいです♪ これで「アレ」さえなければ最高なんですけどね〜!

そう、私は春と秋の花粉症なんです…涙

 

それで先日ドラッグストアに日用品を買いに行ったついでに、ティシューコーナーにも立ち寄ったんです。

 

年中鼻炎持ちなので、自宅には肌に優しいティシューは何種類か買い置きしてあるんですが、それでも新商品や気になる商品はないかなーと思い、見てみることに。なにせ私はティシューオタクですから!

2019年版ローションティシューナンバーワンはどれだ!?

 

売り場にはいろんな種類のティシューがあって、ちょこちょこ気になるものもあったのですが、ふと冷静になって「ま、まだストックもあるし、またでいいや」と売り場を離れました。

 

これは日常の買い物で起こりがちなんですが、興味津々で商品を見ていても、いろいろあって迷っているうちに「まぁ、いいや」と買うのをやめてしまった経験、ありますよね。

 

人は、「今すぐ必要でなければ買わない」んですよね。でも、もしこういう場面でPOPがあれば、背中を押されて買いたくなるんです。

例えば「辛い花粉症シーズンの優しい味方!」とか、「柔らかさが違う!鼻炎持ちの私はこれが手放せません!」などのPOPがついていたら、私は思わず買っちゃっうだろうな。

 

種類が多すぎて迷うものには特に「〇〇に使うならコチラが断然おすすめ!」などの迷えるお客さまに向けたPOPをつくってみてくださいね♪

 


山梨県甲府市の「堤」は、もう何年も通わせていただいているお寿司屋さんです。

「通わせてもらってありがとう」と心から言えるお店

 

寿司一筋56年のご主人と奥さまのお人柄、仕事に対する想い、美味しいお寿司に、2018年12月23日に初めて訪れて以来、大ファンになりました。

連続出張から帰ってきたら、大きな仕事をやり遂げたら、真っ先に駆け込むのは、いつも堤さんでした。

 

全国各地の方々に「海なし県、山梨の寿司は最高に美味しいんですよ!」とご案内するのもやっぱり堤さんでした。

 

ここ半年ほど、ご主人の体調が思わしくなくお店をお休みしていたのですが、そろそろ良くなられた頃かなと思い電話をしてみると・・・

 

「実はねえ、お店をやめることにしたんだよ」とご主人。やはり身体に負担がかかるらしく、今後はゆっくりと過ごされるとのこと。

代わりのきかない、唯一無二のお寿司屋さんだったので、「やめる」の一言にショックを受けましたが、ご主人の次の言葉に胸を打たれました。

 

「本当にいいお客さんに囲まれて。いい寿司屋人生でした!」

 

この言葉を聞いた瞬間、悲しい気持ちよりも、走り抜いたご主人に祝福と喜びの感情も込み上げて、なんとも言えない、感動を覚えました。

 

長い寿司職人人生の中の、ほんの僅かな年月ながらもお店に通わせてもらい、ご主人の姿勢からたくさんの大切なことを教えていただきました。

 

ご主人との会話、楽しかったなぁ。小肌がこんなに美味しいなんて初めて知ったし、旬や産地もたくさん覚えました。

 

堤さんで出逢う常連さんたちは、みんな親切でいい人だったなぁ。

私のすごはん人生はまだ11年半。ご主人の56年には遠く及びません。

 

この先も、ずっとブレることなく、たのしごとを伝え続け、引退するその日に「いいすごはん人生だった」と言えるよう、私も頑張ろう!!そんなことを考えて胸が熱くなりました。

 

堤さん、ありがとうございました。出逢えて本当によかったです!!

 

これからはご夫婦でゆっくりのんびり、お身体を大切に、楽しい日々をお過ごしくださいね。