3連休は、郵便受けにチラシがたっぷり入っていました。手に取ってみると、住宅と学習塾が多めでした。

 

販促物は見ていると面白いです。業種によって伝え方の傾向がとっても似ているんです。

例えば、住宅系ならそこでどんな体験(生活)ができるのかを伝えている内容が多いのですが、学習塾は講座の内容や合格者数の記載が多いです。

 

また、学習塾は文字数が多く文字が小さいため、私はそんなに視力は悪い方ではありませんが、かなり読みづらさを感じました。

 

塾の講座は小・中・高、さらに学年や学校、レベルなどによって異なる内容を行ないます。その全てを掲載しているので、どうしても文字が多くなってしまうんですね。

 

でも、小学3年生の保護者は、その他の小学校の学年や中・高校の内容には興味がありません。

 

もし私がこのチラシをつくるなら、全ての講座の内容をチラシ内で伝えるのではなく、「詳しい授業内容はこちら」と、QRコード一つを掲載して、スマホからもっと詳しい情報を伝えます。

それよりも、まずはチラシ自体に興味を持って、「詳しく知りたい」と思ってもらえる情報を入ていくといいのではないでしょうか。

 

例えば、塾の先生の顔写真や想い、子どもたちとのエピソードなどを載せた方が目を引くし、興味を持ってもらえやすくなるかもしれません。

 

・・・なんて具合に、競合の販促物を見ているだけでは、似たような内容になってしまい、進化がありませんが、他業種のチラシをみると、いろんなアイデアが生まれてきます。

 

 

自宅郵便受けにチラシが届いたチラシが入っていたら、「どうしたらもっと読みたくなるチラシになるのかな?」と意識して見てみてくださいね!


昨日は、鳥取県の「米子ファッションビジネス学園」の学生さん向けに、販促の授業をさせていただきました!

 

手軽に実践できるのに「伝える」の基本が凝縮した販促物、「POP」の書き方を伝えました。

みんな一生懸命に、そして楽しみながら、ワークに取り組んでくれました!

 

私がPOPを初めてつくったのは、彼らと同じ高校生の頃でした。

 

アルバイト先のホームセンターで「エアープランツ」という植物が新しく入荷してきて、ただ大量に並んでいるのを見て、売り方を変えればもっと売れそうだな、と思ったことが始まりでした。

ただ並んでいると、寂しげな植物ですが、魅せようによってはオシャレな植物に変身すると思ったんです。そこで、POPというものを作ろうと思い、社員さんに相談してみたら、チェーンストアだから独自の販促物をつくることは難しいかも…という反応。

 

それじゃつまらないので、バイトが終わったあと自宅でこっそりPOPをつくって、こっそり売り場に貼って、売り場も勝手に並べ替えてみました。笑

サービスカウンター担当だったのをいいことに、POSデータから商品の売れ数をチェックしてみたら、POP設置後めちゃくちゃ売り上げが上がっているではありませんか!

結局誰にも気づかれず、怒られることもなく、一人でひっそりとたのしごとをしていたのですが、あの時にPOPづくりや販促の基本を知ることができたなら、もっともっとバイトが楽しくなっていたに違いありません!

 

商品の価値を伝えるだけでなく、自分自身の価値を伝える場や履歴書にも使えるし、今回の授業が彼らの今後に役に立ったら嬉しいな!


先日の恵庭商工会議所でのこと。

POPの「苦手」を「楽しい」に変えるセミナーを行ないました!

 

セミナー参加者さんが、「まっす〜、どうぞ」とこんな可愛らしいメッセージをプレゼントしてくれました。

かわいい〜!嬉しい〜!

 

このメッセージを書いてくれた参加者さんは、「特に商売はしていないけど、なんだか楽しそうだったから♪」と参加してくれたそうです。

 

簡単に描けるイラストや筆文字などが実践でき、何より日常でも使える「伝え方」が身について、とっても楽しかったし役立ったと喜んでくれました。嬉しいなぁ〜。

 

いただいたメッセージは、会場でみんなのPOPと一緒にラミネートをして、永久保存版のカードにしました♪

今年に入ってから、「ソーシャルディスタンス」が求められるようになり、人との物理的な距離が生まれました。

 

だからこそ、「ほっこり」とか「やさしさ」とか「あたたかさ」を感じる手書きの文字を見ると、これまで以上に「人」を感じることができて、嬉しい気分になります。

 

今は一層「手書き」だとか、相手の心に寄り添う、「親切な販促」が求められているのではないでしょうか。セミナーの帰り道にそんなことを考えました。

 

お手紙を書くように、POPやチラシに自分の文字と自分の言葉で、想いを伝えましょうね〜!