もうだいぶ前の話ですが、商工会議所さんからのご依頼で、写真館の「写真のイチオカ」さんの販促アドバイスを行なうことに。

 

誰もがカメラ付きスマホを持ち、高画質の写真が撮ることができ、無料アプリで簡単にいい感じの編集ができ、写真は印刷せずにデータで保管する時代。

写真館に写真を撮りに行くのは、七五三や成人式、ウエディングなど人生の中で数えるほどの一大イベントの時くらい、という方も多いのではないでしょうか。

 

ーーさぁ、この先写真館のご商売が繁盛するためには、一体どうしたらいいのでしょう?

 

私がその写真館さんの得意分野などのお話を伺った上でご提案したのは、「新たなお客さんに目を向けてみましょう」ということでした。

 

写真館の前には七五三や成人式の写真が並べられていて、ターゲットが「家族」であることが明らかでした。

 

そこで、「家族」以外に「経営者」に注目してみてはどうか?ということを提案しました。

 

イチオカさんはとても和やかな雰囲気で、険しい顔の大人(笑)でも、緊張せずに柔らかい表情で写真を取ることができるのでは?と閃きました。

 

私の経験上、イケてる宣材写真(プロフィール写真)を持っている経営者は意外と少ないんです。

 

これには毎回「もったいないなぁー」と思っていて、どんなに素晴らしい仕事をされていても、写真がイマイチだと与える印象もイマイチになってしまうんです。逆に、プロに撮影してもらった、しっかりとした宣材写真はいい印象を与えてくれます。

Webサイトなどの販促物に掲載したり、街のパンフレットや新聞、広報誌などに掲載されたり、経営者はプロフィール写真を使う機会が多いので、一枚はちゃんとした宣材写真が欲しいところ。

 

私も実際プロカメラマンのスタジオでプロフ写真を撮影していただいたことがあるのですが、1カット数万円〜の世界。

 

金額で見れば高いように思えるかもしれませんが、その写真でいい印象を発信することができるなら、私は投資価値は十分あると思っています。

 

逆に言えば、いい宣材写真を持つことの価値をしっかりと伝えれば、欲しいと思ってくれる経営者や人はたくさんいると考えています!

そんなお話をすると、みなさん前のめりになってくれて、さっそく経営者向けの宣材写真撮影のブランド名を考え始めました!そしてついたネーミングは、お母さんが閃いた「イケ写」!

 

イケ写だけを集めたインスタなどの活用方法も提案しました。

 

あれから何ヶ月か経ち、イチオカさんはどうされているかな〜?と思っていたある日、写真入りでメッセージが届きました。

 

イケ社、しっかりばっちり動いていましたーー!店頭のディスプレイもイメージがキリッと変わって、すっかりイケ写推しに!

キャッチコピーが、「イケてるあなたのビジネスポートレート〜会って魅たいと思わせる写真〜」なんて素敵ですね!

 

そして今、ホームページとインスタの準備中だそうです。お店のサイトにはイケ社を提案するページが追加されていました!

講師や社長のプロフィール用の写真を撮影します

 

イチオカさん、実践してくれてめっちゃ嬉しかったし、これが繁盛(=お客さんの満足)につながればさらに超嬉しい!

 

他社の事例紹介や思いついたアイデアを言うだけのアイドバイスは誰にでもできます。私がプロとして大事にしていることは、相手の得意や好きに注目しつつ、「やってみたい!やってみよう!」という気持ちになってもらえるように一緒に形を作っていくことと、実現可能な形で提案すること。

 

これからもそこを大事にしながら、お役に立てるように頑張ります!!


別にプロみたいに上手にならなくていいから、「そこそこ上手に描いてみたい!」という方のために、そこそこイラストが上手な私がコツを紹介します!笑

もちろん、人それぞれ描き方やコツがあるので、「一つの参考」として見ていただけたら嬉しいです!

 

まずは、次のイラストを「何も見ない状態で」描いてみてください。今日のブログは実際に描いてみてから読んだ方が楽しめるので、ぜひ簡単でいいので、描いてみてくださいね!

 

ライオン

 

どんな感じで描けましたか??

 

 

私はこんな感じに描けました!自分で言うのもアレですが、そこそこ上手ですね!笑

次に、「イラストが苦手な人」に実際にライオンを描いてもらいました!

ふむふむ。実際に描く様子を見ていたんですが、面白い発見がありましたよー。ここからは得意な私と苦手な人とのイラストを比較をしながら解説していきますね!

 

1.描き始め

得意:輪郭から描く

苦手:目から描く

 

目から描くと、それに合わせて他のパーツを描かなければならず、バランスを取るのががとても難しくなってきてしまいます。だから、まずは輪郭を描いてから、細部を描いていった方が簡単です。

 

それから、顔の可愛さを左右するのは「目」です。鼻と口を描き終えた後に目を入れることで、可愛く描けますよー!

 

2.表現にこだわった特徴

得意:たてがみ>キバの生えた大きな口

苦手:口の上のぷっくり>たてがみ

 

イラストを描く上で、「特徴」を捉えて表現することはめちゃくちゃ重要です。 例えば、ウサギなら耳が長いとか、鬼なら角が生えてトラ柄パンツを履いて金棒を持っているとか。

 

でも、せっかくの特徴も、どの特徴を強調するかによって「メインの特徴」がわかりづらくなってしまう場合があるので注意が必要です。

 

確かにライオンには口上にぷっくりとした部分がありますが、これは猫もトラ同じ。ライオンならではの特徴としては「たてがみ」が最もわかりやすいものと言えますね。

 

今回、苦手な人は口上ぷっくりに一番長い時間かけて苦戦して、肝心なたてがみを描く頃には、もう諦めモードで適当にササッと描いてしまいました。

 

簡単な話をすると、たてがみさえ強調すれば、他の特徴を消したとしても「ライオン」と認識しやすくなるんです。苦手な人ほど特徴は絞ることが重要なのかもしれませんね。

そして、得意な私と苦手な人には決定的な違いがあることを発見しました!長くなったので、次の記事に続きま〜す!

イラストがそこそこ上手に描けるようになるコツのつづき


ブログを読んでいただいた方から、お問い合わせをいただきました。

 

・センスがなくてPOPが書けない

・何から始めたらいい?

・人の書いたPOPは真似してもいいの?

 

まず、「センスがなくてPOPが書けない」とのことですが、ハッキリと言います。POPにセンス(絵心・文字の上手さ)は必要ありません。

そもそもPOPは何のために書くのか?というと、商品の魅力を伝えるためだったり、その商品を使うことで得られる素敵な未来を伝えるためです。言わば「お客さんのお役に立つため」のもの。

 

こうして商品の価値が伝われば結果的に「売れる」んです。つまり、「上手 = 伝わる(売れる)」ではない!ということを最初に理解しておくことが大切です。もちろん、POPに限った話ではありません。

 

従来の手書きPOPといえば、デザイン性のある文字の書き方だとか、見た目の綺麗さを追求するものが多かったと思いますが、綺麗なPOPで商品の良さは伝わるのか?と言われたら、違いますよね。

これまでに私のPOPセミナーに参加してくれた方の実際の話です。

 

ブルーベリー農家のおじいちゃんがプルプル震える手で一生懸命書いたPOPを、売れ残ってしまう道の駅の売り場に貼ったら、その日から毎日完売するようになりました。

 

初めてPOPにチャレンジするお菓子屋さんのスタッフさんが、「食べたらハマる!」と一言だけ書いたPOPを貼ったら、次々と商品が売れ、本人の目の前で完売してしまいました。

 

二つのPOPにはイラストもなければ色もありませんでした。白い紙と黒いペン。使ったのは、これだけです。

ではPOPづくりに必要なものは何か?と聞かれたら、「伝える力寄り添う心」です。自己満足の上手なPOPではなく、お客さんのお役に立つことを意識すれば伝わるPOPは書けます!

 

絵心なんかなくても気にしないでくださいね。絵が描けなければ文字だけでもいいし、文字に自信がなければ、ただ読みやすいようにだけ意識を向けて、ゆっくり丁寧に書きましょう。

 

固定観念は捨てましょう♪「POPはこうでなければならない」なんて決まりはないのだから、曲がったって、ズレたって、別に大丈夫です。

 

長くなってしまったので、続きはまた後日に!もし不安なら、ぜひ私の本を読んでくださいね♪ 苦手が楽しいに変わるように書いた本ですから♪

売れる!楽しい!「手書きPOP」のつくり方

 

さて、昨日のマンツーマン講座に来てくれたのは、柔らかな笑顔の裏にアツすぎるハートを持った、広島のなつさん!

ある食品のPOPを書かれているのですが、なつさんの素敵なところは、POPを書く前に一度家で料理をして、味の感想や使い心地などをノートに書き出して、一番ピンと来たものをPOPに書いているところ!

 

ずっとセミナーに参加できる機会を待っていてくださって、ようやくお会いできました!

 

かなりワクワクする未来図が描けましたよ!なつさんのPOP、近い将来全国に広がるだろうな〜!

 

さーて、今日は昼と夜の2講座!楽しむぞー!