鳥取県の商工会さんで、手書きチラシセミナーを行ないました。定員を大きく上まわり、会場いっぱいの参加者さんが、最初から最後まで真剣に参加してくれました!

 

チラシの役割は、セールのお知らせだけではありません。

セールのお知らせばかりしていたら、「あの店はいつもセールをしているから、普通の値段で買ったら損だね」「またセールやるだろうから、通常営業の今日は行くのやめよう」と、普通では来てもらえない、買ってもらえないお店になることも。

 

セールじゃなくても来てくれる、安売りしなくても買ってくれる。そんなお店になるためには、日頃の発信とそれによるイメージづくりが大切です。

 

お財布ショルダーを制作&販売されている「ラベンダーサシェ」のイシロヨウコさんの先日のブログは、とても勇気をもらえる素晴らしい記事なので、絶対にチェックしてみてくださいね!

万人には好かれない法則。綸子のお財布ショルダーが高いワケ

 

イシロさんは、迷いなくこう言い切れるくらい商品づくりに真剣だし、商品づくりに注ぐのと同じ熱量で情報発信をしっかりされています。

 

だから、そんなイシロヨウコさんのことを知っているお客さんや、情報をキャッチしている人は、そもそもその商品が「高い」とは思いません。類似品が安売りしていても、別に関係ないんです。

 

いい商品をつくっている、売っているなら、同じだけ発信をしましょう!

 

そこにどんな想いがありますか?それを使ったらどんないいことがありますか?どんな人の生活が、どのように変化しますか?ーー伝えたいことが多すぎて、一枚のチラシには収まりませんね。

だから、毎日ブログを書きましょう!私もセミナーで4時間お伝えするだけじゃ足りないから、ブログを毎日書いています!

 

なんだか途中からブログネタになってしまったけど、ブログでもチラシでも名刺でも、とにかく伝えましょう!


先日、セブンイレブンでお買い物をしていると、シュークリームが目にとまりました。

 

その名も、「シェアして食べるプチシュー」思わずみんなで手を伸ばしている風景を想像しちゃいました。いいネーミングですね!

一人で買い物している最中なら「美味しそう!でも、私一人じゃ多いし・・・」と買えない商品ですが、この商品名を見たら、「あ、そういえば明日みんなで集まって遊ぶからコレ買っておこう!」となりそうですね。

 

コンビニもファミレスも、最近とってもネーミングにこだわっていて、読むとなるほどなぁ〜と気づきがいっぱいありますよ。

 

私がついつい目がいってしまうのは、「1日に必要な野菜の2分の1が摂れる〇〇」とか「野菜を食べよう!〇〇」といった商品。

 

外食が多く、野菜が足りていないので、こういう商品を食べるとめちゃくちゃいいことをした気分になります♪

 

仕事先の方は「サラダチキン」って秀逸ネーミングですね!と言っていたけど、これもホント納得です!「ササミ」と言われるより「サラダチキン」の方が使いどきが見えてくるし、美味しそう度が変わります!

 

身近なお店からも、心惹かれるキャッチコピーのヒントは見つかるんです!ぜひ意識してチェックしてみてくださいね〜。


パナソニックさんのPOP研修で、「LED照明のPOPを書くとしたら、どこを強調すべきか?」という質問をいただきました。

 

さっそくカタログを見てみました。今時の照明器具はいろんな機能が備わっているんですね〜。

 

カタログの中で「新聞や本の文字が読みやすい」と紹介されているコーナーを発見。

 

確かに、20年前の普通の照明と最新LEDとをその場で交互に体験してみたら、その違いがわかるかもしれませんが、今、自分の部屋の照明が暗くて文字が読みづらいと不満を感じている人って、そうそういないんじゃないかな?なんてことを思いました。

私たちは、たいていのものは持っていて、大きな不自由もなく生活しているし、現状である程度満足していますよね。

 

そんな私たちが新たにモノを買うとしたら、そこにどんな価値を見出したときなんだろう?ーーこれは私がいつも販促するときに考えることです。

 

そこで見つけたのが、カタログの中でも少し小さめに書いてあったこの機能。

部屋に人がいるように見せかけてくれる、タイマーで明かりをつけられる機能。

 

これは、一人暮らしをしていた時代に、仕事を終えて暗いアパートに帰るときにいつも感じていた不安があったので、素直に「いいな〜!」と思いました。

 

特に年配の方や、明かりがない家に子どもが一人で帰宅する場合などは、心配に思う人も多いと思うので、防犯推しにしてみました。

 

まぁ、LEDじゃなくてもこの機能がついている照明はありそうですが、まずは「別に今あるもので十分」と思っているお客さんに興味をもってもらうことが入り口で、その後は様々な機能によって、どんな生活が送れるかの提案をすることで、さらに関心を大きくしてもらえるんじゃないかな、と思います。

 

基本、お客さんは今あるものでほぼ満足。「今ないもの」を伝えてみるのが、私のおすすめです!