今回は視点を変えて、「うまくいかない」POPのコツをお伝えしましょう!

うーん

 

その1.お客さんに買わせるPOPを書こうとする

買わせる = 売りつけたい気持ちが満々で、そうした心はお客さんに透けて見えてしまいます。お金の話は後回しにして、それよりお客さんのお役に立つ情報を伝えることに意識を向けましょう。

役立つ情報とは、商品を使うとどれほど暮らしがよくなるよとか、一つの商品でもこれだけ使い方があるよとかそういう情報で、これがお客さんの「欲しい」に繋がります。

金の亡者

 

その2.他のPOPに興味ゼロ

他のお店に行ってPOPがあっても見ない。POPを書くとき以外、POPに興味を持たない。これでは成長できません。お店に行ったらPOPに注目しましょう。

それで、いいことが書いてあったら参考にさせてもらい、ダメだなと思うPOPがあったら、どこがダメなのか分析しましょう。それが自分のPOPに役立ちます。興味がなければ、いいPOPの条件も、ダメなPOPの条件も知る機会を失います。

冷めた目の女の子

 

その3.POPづくりは作品づくり

お店はPOP担当者の個展会場ではありません。図工やお絵描きが楽しいからといって、本来の目的を見失ってはいけません。誰のためのPOPなのか、何のためのPOPなのか、目的は達成できているのか?「POPを書いた後」が重要です。

売場に出てお客さんの反応や結果を視にいきましょう。売場に出られない場合は、売上げデータをチェックしたり、現場の担当者に商品の売れ行きやお客さんの反応を聞きましょう。

画家と絵画

 

これはPOPという文字を「チラシ」に置き換えても同じだし、「接客」でも同じことが言えます。つまり、「うまくいかない商売のコツ」です。いろんな販促をあてはめて考えてみましょう!

 

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すごはん


POPを書き続けて6年。

自分の文字にコンプレックスを抱えていたし、一枚のPOPの中にバランスよく文字を入れるのが苦手で、どんなに頑張って書いても完成したPOPは「何だこりゃ…」な出来映えでした。

まっすー初期のPOP

上の写真は、初期の頃に全力で書いたPOP。センスのかけらも感じないけど、このPOPを設置したら、プリンの売上げが7倍にアップしました。それで、「売れるPOPは見た目的なセンスがなくても書けるんだ!」ということに気がつきました。

 

それから、文字POPを書き続けました。途中で、いつもPOPのお手伝いをしている源泉舘さんに「まっす〜、文字が最初の頃よりもうまくなったね」と言われたので比較してみると、かなり文字が変わっていることに気付きました!

スクリーンショット 2015-09-20 4.55.31

上の写真は、POPを書き始めて2年後のものですが、初期の物と比べて文字が読みやすくなっています。文字の大小のメリハリや、一枚の紙に収めるバランス感覚も身に付きました。

それから、書く人も見る人も楽しいPOPがいいな。と思うようになり、イラスト入りに進化していきました。上のPOPをリニューアルしたのが下のPOPです。

スクリーンショット 2015-09-20 4.55.49

そうしたらまた嬉しい変化が起きて、お客さまがPOPを見てこれまで以上に楽しんでくれるようになったんです。

 

「そうか!POPは買ってもらうだけじゃなくて、お客さんに楽しんでもらった方が、私(書き手)ももっとたのしごとになるんだな!」ということに気付きました。

 

その気付きは、さらにPOPを進化させました。

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上の写真のような、お客さんに参加してもらえる「仕掛け付きPOP」をつくったり、お店側の個性・キャラが伝わるPOPに進化していきました。

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こうすることで、お客さんはどんどん喜んでくれるようになったんです。結果的にさらに売上げもよくなっていきました。

 

楽しいから書き手も継続できるし、もっと楽しんでもらえるものを書きたい!と成長に繋がる欲求も湧いてくるんですよね。

 

10月に出版が決まった本のタイトルは、『売れる!楽しい!「手書きPOP」のつくり方』というストレートなもので、現場でPOPづくりをしている方を想いながら書いた本です。

 

POPの「書き方」ではなく、「つくり方」にしたのには理由があります。

 

単純に、売れるためにPOPはこう書くべし!っていうだけの本ではなく、私が経験してきたように、「楽しくてどんどん書きたくなる」という「クリエイティブさ」を大切にしたかったからです。POPの大事な基本 + POPが楽しくなるアイデアが得られる一冊になりました。

 

そう、私(すごはん)の目的は、「売れること」ではなく、いつもの仕事を「たのしごと」に変えることだから。たのしごとをすれば、売上げは一緒にくっついてきます。POPを通して、そういうことを伝えられた本に仕上がりそうです!

 

表紙のどこかに、まっす〜もさり気なく登場するので、楽しみにしていてくださいね。

 


愛媛セミナー終了後は、美味しい地元料理を食べに海鮮丸さんへ!予約席に座ると既にお皿が並んでいました。

 

「ん?ライチが先に出るなんて珍しいな」

 

そう思って、よ〜く見てみると・・・

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ぎょえーーーーー! ラ、ライチじゃない!何これ!怪獣の手!?!?!?!?

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このインパクトが強すぎる、得体の知れない物体に、京都の岸本さんも興味津々!
「これはカメノテですよ」と地元の兵頭さん。リアルに亀さんの手だと思った私はまた一段とビックリ!貝だと理解するのに時間がかかりました。

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ペリペリッと皮を剥くと、白い身が登場。恐る恐る食べてみると、カニのような甘みがあって美味しい!見た目とのギャップにまたまたビックリしました。

 

この味を知る前に、これがお店で「カメノテ」という名前と値段だけつけて売られていたら、まず間違い無く絶対に買わないだろうな〜と思いました。

 

皆さんの扱っている商品の中に、「こんなに良い物なのに、どうして売れないんだろう?」というものがありませんか?

 

それは、外側からでは真の魅力がわからない、「カメノテ状態」の商品かも知れません。POPや接客、チラシ、ブログ・・いろんなもので魅力を発信していきましょうね。

 

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すごはん