コンビニで生ビールを販売するとかしないとかで話題になっていますね。画期的だったコンビニコーヒーも、今ではすっかり生活に定着しています。

 

ちょっとその辺で生ビールが飲めるようになっても、モラルや飲酒運転などの課題・問題はさておき、特別不思議なことではないし、発売されたらすぐに当たり前のこととして定着するんだろうなぁ〜と思います。

で、商売上の問題として「コンビニで生ビールが100円で飲めるようになったら、居酒屋は困る!」と思うお店もいるかもしれません。コンビニビールは果たして本当に“居酒屋の敵”なのでしょうか。

 

単に生ビールを500円で売っているだけの「酒売り」なら、コンビニで早く安く同等のビールが提供されたら、コンビニは「強敵」になりそうですね。

 

でも、ここでしか体験できないもの、ここに来る理由・意味がお客さんと共有できれば、ライバルなんていなくなります。

 

最近見つけて、すぐにリピートした人形町の小松屋さんでは、単に美味しい肉が食べられるだけでなく、スタッフ全員と肉の美味しさを共有できる、肉好きの輪の中に入れるような、そんな「特別な感覚」が楽しめます。

人形町で熟成肉を楽しく味わう小松屋さんが素晴らしすぎた!

 

だから、周りのステーキ屋さんや焼肉店ではなく、安くてお得なお肉屋さんでもなく、このお店に行きたくてわざわざ行きました。

 

(話題を戻して・・)もっとも、最近のコンビニでは安くて近くて便利なだけでなく、個性を出したり、商品から始まるストーリーを伝えたり、お買い物が楽しくなるよう努力をしているので、大手よりもはるかに小回りがきく個人店では、その何倍も何十倍もスピードアップして行動しなきゃですね。

某コンビニで楽しい売り場づくりをしているNさんのSNSより

 

お客さんに今よりもっと喜んでもらうための「進化」をせずに、他者の進化を恨んだり批判するのではなく、目の前のお客さんに目を向けて、独自の価値を磨いて行くことが大切ですね♪

 

「他でも買えるその商品を、わざわざウチで買う理由は?」自分の商売に問いかけてみましょう!


よく車で通る道に、1年前くらいにできたケーキ屋さんがあります。交通量の多い道で、旦那とケーキ屋さんを横目にこんな会話になりました。

 

「あのお店、どういうケーキを売ってるんだろうね?」「それがわからないと入りづらいよね」「買わずに帰るのも気まずいしね」なんて会話を、このお店の前をもう3回以上はしています。

そして先日、仕事の打ち合わせのため、お客さんと一緒にケーキ屋さんの前を通ったとき、やっぱり「何が売っているかわからないので行ったことがない」という会話になりました。

 

そう考えると、中が見えづらいお店は、商品写真が見えるタペストリーがあった方が入りたくなるのかもしれませんね。特に、対面販売のお菓子屋さんは「買わずに出るのは気まずい」という印象があるので、商品が見えないと入りづらいです。

 

それから、エステや整体など、お店の中の人との距離感が近いところも、中の人がわからないと怖いですね。

 

この場合は、ウェブサイトやブログなど新鮮な情報を常に更新して、仕事に対する想いしっかりと伝え、顔写真は必須だと思っています。

そして、私のような形のないものを売っている、セミナー講師やデザイナーのような仕事は、とにかく実績をオープンにして形を見せていくこと、それから想いを伝えることが大事ですね。

 

お客さんに最初の第一歩を踏み入れて欲しいなら、10でも100でも情報を発信して、「不安」を「安心」に変えていきましょう!


数日前に購入した靴が70%オフになっていて衝撃を受けたことのある私。

どうしてでしょうね?定価(=普通の値段)で買ったのに、「損をした気分」になってしまいました。それに、親切に接客してくれたスタッフさんに「やられたー!」という気持ちに。

 

それ以来、「損をしたくしたくない」という思いから、よく値下げするお店は避けるようになりました。当然、苦い思いをしたそのお店はそれ以降行っていません。

それから、「3倍ポイント」じゃない日の買い物も、なんだか損した気分になっちゃうんですよねぇぇ〜。

 

逆に、値段がいつも同じお店、極端なセールを行なわないお店では、いつでも安心して買い物を楽しむことができるんですよね〜。

買い物するたびに「勝つか、負けるか」なんて駆け引きしていたら疲れてしまうし、お店とお客さんの間にいい関係なんて築けません。

 

欲しいのは値下げじゃなくて、いつもの安心かもしれません。少なくとも、私はそうです。

 

安易な値下げをする前に、本当に必要な値下げかどうか、よーーーく考えましょうね♪